測量士補の過去問
平成29年度(2017年)
問23
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問題
測量士補試験 平成29年度(2017年) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
次のa~eの文は、一般的な地図編集について述べたものである。( ア )~( オ )に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
a. 新たに編集して作成する地図の基図は、より縮尺が( ア )、かつ最新のものを使用する。
b. 基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、重要度の高い地図情報を選択し、その他の情報を適切に省略する必要がある。これを地図編集における( イ )という。
c. 基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、形状を適宜簡略化して表示する必要が生じる。これを地図編集における( ウ )という。
d. 基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、地形や地物の重要性に応じて、必要最小限の量でこれらを移動させることになる。これを地図編集における( エ )という。
e. ( オ )とは、文字又は数値による表示をいい、地域、人工物、自然地物などの名称、特定の記号のないものの名称、標高値、等高線数値などに用いる。
a. 新たに編集して作成する地図の基図は、より縮尺が( ア )、かつ最新のものを使用する。
b. 基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、重要度の高い地図情報を選択し、その他の情報を適切に省略する必要がある。これを地図編集における( イ )という。
c. 基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、形状を適宜簡略化して表示する必要が生じる。これを地図編集における( ウ )という。
d. 基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、地形や地物の重要性に応じて、必要最小限の量でこれらを移動させることになる。これを地図編集における( エ )という。
e. ( オ )とは、文字又は数値による表示をいい、地域、人工物、自然地物などの名称、特定の記号のないものの名称、標高値、等高線数値などに用いる。
- ア:大きく イ:取捨選択 ウ:総描 エ:転位 オ:整飾
- ア:大きく イ:取捨選択 ウ:総描 エ:転位 オ:注記
- ア:大きく イ:総描 ウ:転位 エ:取捨選択 オ:注記
- ア:小さく イ:取捨選択 ウ:総描 エ:転位 オ:整飾
- ア:小さく イ:総描 ウ:転位 エ:取捨選択 オ:注記
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この過去問の解説 (3件)
01
a.
新たに編集して作成する地図の基図は、より縮尺が”大きく”、かつ最新のものを使用しなければなりません。
b.
基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、重要度の高い地図情報を選択し、その他の情報を適切に省略する必要があります。
これを地図編集における”取捨選択”といいます。
これは、小さい縮尺の地図作成において有効な方法です。
c.
基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、形状を適宜簡略化して表示する必要が生じます。これを地図編集における”総描”といいます。
d.
基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、地形や地物の重要性に応じて、必要最小限の量でこれらを移動させることになります。
これを地図編集における”転位”といいます。
転位にあたっては、相対的位置関係を乱さないようにしなければなりません。
e.
”注記”とは、文字又は数値による表示をいい、地域、人工物、自然地物などの名称、特定の記号のないものの名称、標高値、等高線数値などに用います。
対象物の種類や面積及び形状により、区分して表示しなければなりません。
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02
この問題は一般的な地図編集の基本的な知識を問う問題です。
(a)新たに地図を編集する場合の基図は、より縮尺が(ア・大きく)、かつ最新のものでなくてはなりません。
(b)基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、重要度の高い地図情報を選択し、その他の情報を適切に省略する必要がある。これを地図編集における(イ・取捨選択)といます。
(c)基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、形状を適宜簡略化して表示する必要が生じる。これを地図編集における( ウ・総描 )といいます。
(d)基図を基に縮尺の小さい地図を作成する場合、地形や地物の重要性に応じて、必要最小限の量でこれらを移動させることになる。これを地図編集における( エ ・転移)といいます。
(e)( オ・注記 )とは、文字又は数値による表示をいい、地域、人工物、自然地物などの名称、特定の記号のないものの名称、標高値、等高線数値などに用います。
地図編集に関する基本的な用語は理解しておきましょう。
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03
地図の編集作業に関する問題です。取捨選択、総描、転位の意味を理解しておきましょう。
オの整飾が違います。
国土地理院が発行する地形図の図郭の周辺には、地図を読解するための地図記号の凡例、 地形図番号、地形図の基準、測量履歴などの表示があります。これを整飾といいます。
正解です。
bは、取捨選択の説明文です。
cは、総描の説明文です。
dは、転位の説明文です。
アの小さくが違います。
新たに地図を作成する場合は、より縮尺が大きく、最新のものを使用します。
オの整飾は前述の通りです。
アは、大きくです。
イは、取捨選択です。
ウは、総描です。
エは、転位です。
取捨選択は描くか描かないか、総描はまとめて描くか、転位は場所を移すことを覚えておくとよいと思います。
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