測量士補の過去問
令和4年度(2022年)
問20

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問題

測量士補試験 令和4年度(2022年) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

次のa~eの文は、空中写真測量の特徴について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。

a  現地測量に比べて、広域な範囲の測量に適している。
b  高塔や高層建物は、空中写真の中心に向かって倒れこむように写る。
c  同一撮影条件において、画面距離のみが異なるカメラを比較した場合、画面距離の短いカメラを使用した方が一枚の空中写真に写る地上の範囲は広くなる。
d  デジタル航空カメラで撮影した場合、対地高度が下がるほど、地上画素寸法は大きくなる。
e  空中写真に写る地物の形状、大きさ、色調、模様などから、土地利用の状況を知ることができる。
  • a, c
  • a, e
  • b, d
  • b, e
  • c, d

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この過去問の解説 (3件)

01

空中写真測量の特徴に関する問題になります。

選択肢3. b, d

b:空中写真は中心投影によって撮影されます。中心投影は、中心に向かってではなく、中心から外側に向かって放射状に倒れこむように写ります。

d:対地高度が下がると、地上画素寸法は小さくなります。

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02

空中写真測量の特徴に関する問題です。

選択肢3. b, d

a.〇

説明文は正しいです。

空中写真測量は撮影高度が高く広く撮影することができるので、

現地測量に比べて広域な範囲の測量に適しています。

b.✕

説明文は間違いです。

高塔や高層建物は、空中写真の中心から外側に倒れ込むように写ります。

よって、【中心に向かって倒れこむように写る。】というのは誤りです。

c.〇

説明文は正しいです。

同一撮影条件において、画面距離のみが異なるカメラを比較した場合は

画面距離が長くなれば写真に写る範囲は狭くなり、

逆に画面距離が短くなれば写真に写る範囲は広くなります。

d.✕

説明文は間違いです。

デジタル航空カメラで撮影した場合、対地高度が下がるほど、

地上画素寸法は小さくなります。

逆に対地高度が上がるほど地上画素寸法は大きくなります。

よって、【対地高度が下がるほど、地上画素寸法は大きくなる。】

というのは誤りです。

e.〇

説明文は正しいです。

空中写真に写る地物の形状、大きさ、色調、模様などから、

土地利用の状況を把握することが可能です。

航空写真で田んぼや住宅、川や海などを判別するようなイメージです。

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03

空中写真測量の特徴に関する問題です。

選択肢3. b, d

b:×

高塔や高層建物は、空中写真の中心から【広がる】ように写ります。

【中心に向かって倒れこむよう】ではありません。

d:×

デジタル航空カメラで撮影した場合、対地高度が下がるほど、地上画素寸法は【小さく】なる。

【大きく】ではありません。

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