測量士補の過去問
令和4年度（2022年）
問21

地形図中の裁判所、保健所、税務署の位置を確認します。

裁判所と保健所の位置関係を確認します。

直定規にて測定

　経度方向に91mm　緯度方向に12mm

問題文より経緯度の差は

　経度46″　緯度6″

税務署の裁判所の位置関係を確認します。　

直定規にて測定

　経度方向に26mm　緯度方向に25mm

経緯度の差を経度x、緯度yと仮定し比例計算にて求めます。

x/25mm＝6″/12mm≒13″

y/26mm＝46″/91mm≒13″

税務署の経緯度は

北緯 33°52′43″－13″＝ 33°52′30″、東経130°51′56”＋13″＝ 130°52′09″　となります。

まず地図記号を確認します。

裁判所は上矢印のような記号で、保健所は〇の中に十が入っているような記号で、

税務署は◇上下に│がついたような記号です。

詳しくは地図記号を調べてみてください。

地図記号が分かったところで、裁判所、保健所、税務署の距離間を

定規で計測していきます。

その距離間から北緯と東経を求めていきます。

【北緯】

裁判所→保健所　13mm（北方向）

裁判所→税務署　23mm（南方向）

税務署北緯＝33°52’49” – ( 33°52’49” – 130°52’42” ) ×(13+23)mm / 13mm

　　　　　＝34°52’32”

【東経】

裁判所→保健所　85mm（東方向）

裁判所→税務署　25mm（東方向）

税務署東経＝130°51’56” + (130°52’42” – 130°51’56”) ×25mm / 85mm

　　　　　＝130°52’09”

よって、税務署の経緯度は

【北緯34°52’32”、東経130°52’09”】が正しいです。

計算方法は以下のとおりです。

①既知の経緯度差及び地図上の長さを求めます。

　裁判所と保健所について

　経度差⇒46"、緯度差⇒6"

　地図上の長さ：経度方向⇒91㎜、緯度方向⇒12㎜

②経緯度それぞれについて、単位長さあたりの差を求めます。

　経度方向⇒46"÷91㎜=0.5"/㎜

　緯度方向⇒6"÷12㎜=0.5"/㎜

③既知の地点と求める地点の地図上の長さを測り、経緯度差を求めます。

　裁判所と税務署の地図上の長さ：経度方向⇒25㎜、緯度方向⇒23㎜

　経度差⇒25mm×0.5"/㎜=12.5"≒13"

　緯度差⇒23mm×0.5"/㎜=11.5"≒12"

④地図上の位置関係を見ながら、求める地点の経緯度を求めます。

　自然災害伝承碑は、病院の東南方向に位置しているので、

　経度方向ではプラス、緯度方向ではマイナスにします。

　東経130°51'56"+13"=130°52'09"

　北緯33°52'43"-12"=33°52'31"

誤った結果です。

正答と若干の誤差ですので、計算ミスに注意してください。

誤りです。

税務署は裁判所、保健所よりも、南方向に位置しているので、

緯度が裁判所より大きいこの選択肢は、誤りとも判断できます。

誤りです。

税務署は裁判所、保健所よりも、南方向に位置しているので、

緯度が裁判所、保健所より大きいこの選択肢は、誤りとも判断できます。