登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問2
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
アレルギー(過敏反応)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 免疫機構が過敏に反応して、体の各部位に生じる炎症をアレルギー症状という。
- アレルギーは、内服薬だけではなく外用薬でも引き起こされることがある。
- 医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その医薬品に対して免疫ができているため、次回から使用しても問題ない。
- アレルギーには体質的・遺伝的な要素もあり、アレルギーを起こしやすい体質の人や、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、注意が必要である。
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この過去問の解説 (4件)
01
代表的な症状として、流涙や目のかゆみなどの結膜炎症状、鼻水やくしゃみなどの鼻炎症状、蕁麻疹や湿疹、かぶれなどの皮膚症状、血管から水分がにじみ出て浮腫んでしまう血管性浮腫のようなやや広い範囲に腫れなどが生じてしまうことが多いです。
2 正しいです。
アレルギーはあらゆる物質によって起こる可能性があります。医薬品の薬理作用とは関係なく生じるため、内服薬だけでなく外用薬などでも引き起こされることがあります。
また、医薬品の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用の無い添加物である黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム)などもアレルギーを引き起こすアレルゲン(原因物質)となることが知られています。
3 誤りです。
一度アレルギーを起こしたことのある医薬品の使用は避ける必要があります。
また、医薬品の中には原材料として鶏卵や牛乳などを使用している製品があるため、それらに対するアレルギーがある人も使用を避ける必要がある場合があります。
4 正しいです。
アレルギーには体質的・遺伝的な要素があります。
そのため、アレルギーを起こしやすい体質の人や、親族にアレルギー体質の人がいる場合は注意が必要です。
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02
1:○
2:○
3:×医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その医薬品の使用を避けなければならない。
4:○
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03
1:身体には自己にとっての異物を排除するために免疫機構が備わっています。アレルギーはこの免疫反応が過剰に起きている場合を言います。炎症とは免疫反応により身体上に生じた症候を言います。
2:外用薬によるアレルギーは、”かぶれ”と呼ばれるものです。湿布や塗り薬、外用塗布剤などで生じることが知られています。
3:一般的に、免疫反応においては抗原と抗体の接触回数が増えると免疫応答は強くなっていきます。したがって、ある医薬品に対してアレルギーを起こした(免疫反応が起きた)人に次回おなじ医薬品を投与すると、より強いアレルギーが起こる可能性があります。
4:設問通り。アレルギーは体質的・遺伝的要因に影響されます。
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04
医薬品に限らず、アレルギーを起こした場合はその原因になったものを避けなければなりません。原因になったものをそのまま摂取すると過剰に組織に刺激を与えてしまいます。
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