登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問3
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品による副作用への対応に関する記述について、正しいものはどれか。
- 医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することにより、副作用の種類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られることが重要である。
- 副作用は、直ちに明確な自覚症状として現れないこともあるので、継続して使用する場合には、購入者に対して、定期的に検診を受けるよう、医薬品の販売等に従事する専門家から促していくことも重要である。
- 副作用の兆候が現れても、通常はその疾病が治るまで同じ一般用医薬品を継続して使用することとされている。
- 医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等から副作用の発生の経過を十分に聴き、その状況次第では、速やかに適切な医療機関を受診するよう勧奨する必要がある。
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この過去問の解説 (4件)
01
1:重篤な副作用を防ぐためには、その初期症状として現れる症状に注意を払い、早期に適切な処置をとることが肝要となります。
2:一例として肝機能障害があげられます。肝臓は”沈黙の臓器”とも呼ばれ、機能障害が起こっていても自覚症状が現れないことが多いです。自覚症状があるときには既に機能障害が進行している場合がほとんどで、これを防ぐには定期的な肝機能検査を受けることが必要です。
3:副作用には健康被害を及ぼすものもあり、副作用の兆候が現れたら通常は服薬を中止します。健康被害まで至らず日常生活に若干の支障を来す程度の副作用、服用している間に慣れて消失する副作用もあり、それが明確な場合には服薬を継続する場合もありますが、一般には判断が困難です。医療用医薬品の場合、継続か中止かは処方医の判断に任されるべきでしょう。
4:たとえば中毒性表皮壊死融解症(TEN)やスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)などの重篤な副作用の初期症状のひとつとして皮膚や粘膜の異常があります。これらの初期症状から急速に全身性の重篤な副作用へ推移するので、これらの症状が出たら速やかに受診を勧めることが大切です。
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02
医薬品が人体へ及ぼす作用については、未だ解明されていないこともあるので、十分に注意して使用した場合でも、副作用が生じる恐れがあります。
2 正しいです。
血液や内臓機能への影響など、すぐに明確な自覚症状として現れない場合があります。そのため、医薬品を継続しようする場合は、特段に異状が感じられない場合でも、定期的に検診を受けることが望ましいです。
3 誤りです。
一般用医薬品は軽度な疾病に伴う症状の改善などを図るものなので、通常は、使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先させれます。よって、副作用の兆候が現れた場合には、使用を中止し、必要に応じて医師や薬剤師などに相談するべきとされています。
4 正しいです。
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03
1 ○
2 ○
3 ×:副作用の兆候が現れたときには、通常は使用を中止することとされている。
4 ○
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04
誤りとなる問題文の3ですが、正しい対応は直ちに中止し、医師や薬剤師に相談をするように話をします。
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