登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問5
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品に関する記述について、正しいものはどれか。
- 医薬品の乱用を繰り返すと、慢性的な臓器障害を生じるおそれがある。
- 一般用医薬品には、習慣性のある成分を含んでいるものはない。
- 一般用医薬品により薬物依存が形成されても、そこから離脱することは容易である。
- 医薬品の販売等に従事する専門家は、必要以上の大量購入や頻回購入などを試みる不審な購入者等には慎重に対処する必要がある。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (4件)
01
1:医薬品の乱用とは、本来の医療目的以外に服用したりすることを言います。酩酊感を味わうために睡眠薬を飲んだりすることがそれに当たります。乱用の際には意図的に過量服用となることが多くあります。長期にわたって乱用が繰り返されると常に臓器に負担がかかる状態となり、慢性的な臓器障害を引き起こすことがあります。
2:一般用医薬品に配合される成分で習慣性のあるものとしては、コデイン、ジヒドロコデイン、ジヒドロコデインセキサノール、メチルエフェドリン、ブロムワレリル尿素、エフェドリン、ブソイドエフェドリンがあります。
3:薬物依存からの離脱は容易ではなく、病院や、場合によっては刑事施設で薬物依存離脱プログラムが実施されています。
4:特に依存性のある成分が配合された医薬品については、大量購入や頻回購入などを試みる不審な購入者等には慎重に対処する必要があり、積極的に事情を尋ねたり、状況によっては販売を差し控えるなどの対応が図られることが望ましいとされます。
参考になった数57
この解説の修正を提案する
02
誤りについては次のとおりです。
2→習慣性のある成分を含んでいるものもあります。例えば風邪薬や解熱鎮痛剤にはカフェインが含まれています。
3→一度、薬物依存が形成されるとそこから離脱することは容易ではありません。覚せい剤の再犯が多いことからも理解できると思います。
参考になった数20
この解説の修正を提案する
03
1 ○
2 ×:一般用医薬品にも習慣性・依存性のある成分を含んでいるものがある。
3 ×:一般用医薬品であっても、一度薬物依存が形成されるとそこから離脱することは容易ではありません。
4 ○
参考になった数15
この解説の修正を提案する
04
医薬品には、その目的とする効果に対しての副作用が最小限になるように使用量や使い方が定められています。そのため、医薬品の過剰摂取や、お酒などと一緒に摂取したり、みだりに他の医薬品との併用をするなどの乱用をすると、急性中毒を発症する危険性が高まるだけでなく、乱用の繰り返しによる慢性的な臓器障害を引き起こす恐れがあります。
2 誤りです。
一般用医薬品にも習慣性・依存性のある成分を含むものがあります。
3 誤りです。
一般用医薬品による薬物依存であっても、一度、薬物依存が形成されると、そこから離脱することは非常に困難です。
4 正しいです。
大量購入や頻回購入をする不審な購入者の場合、医薬品の乱用などの危険な使用をしている可能性が考えられるので、積極的に使用状況を尋ねたり、場合によっては販売を差し控えるなどの対応が必要となります。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
前の問題(問4)へ
平成25年度(地域2)問題一覧
次の問題(問6)へ