登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問10
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
妊婦、妊娠していると思われる女性及び授乳婦(母乳を与える女性)の医薬品の使用に関する記述について、正しいものはどれか。
- 妊婦が医薬品を使用した場合、医薬品成分の胎児への移行は、胎盤関門によってすべて防御される。
- 妊婦における一般用医薬品の使用については、その使用上の注意で「相談すること」とされているものが多い。
- 授乳婦が医薬品を服用しても、医薬品成分が乳汁中に移行することはない。
- ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
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この過去問の解説 (4件)
01
1:母体と胎児をつなぐ胎盤には「血液胎盤関門」があり、両者の血液が直接混ざり合わないようになっていています。この仕組みによって、母体から胎児へと薬が入っていくのが制限されています。しかし、血液-胎盤関門によって、どの程度医薬品の成分の胎児への移行が防御されるかは、未解明のことも多いのです。
2:一般用医薬品においても多くの場合、妊婦が
使用した場合の安全性について評価することが困難であるため、妊婦の使用については「相談すること」としているものが多くなっています。
3:医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られています。
4:設問の通り。ほかにも妊婦の使用に注意が必要な医薬品の例として便秘薬があります。配合成分や用量によっては流産や早産を誘発する恐れがあります。
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02
胎盤関門によって、どの程度医薬品の成分の胎児への移行が防御されるかは、未だに未解明のことが少なくありません。
2 正しいです。
妊婦が使用した場合における安全性に関する評価が困難なため、妊婦の使用に関しては「相談すること」としているものが多いです。
3 誤りです。
医薬品の種類によっては、成分の一部が乳汁中に移行することが分かっています。母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取することになる場合があるため、乳幼児に好ましくない影響が知られている医薬品に関しては、授乳期間中の使用を避けるか、使用後しばらくの間は授乳を避けることが望ましいです。
4 正しいです。
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03
1 ×:妊婦が医薬品を使用した場合、医薬品成分の胎児への移行は胎盤関門によって防御されるが、どの程度防御されるかまではわかっていない。
2 ○
3 ×:授乳婦が医薬品を服用すると、医薬品成分が乳汁中に移行することがある。
4 ○
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04
誤っているものについては以下のとおりです。
1→胎盤関門では、胎児の血液と母体の血液が混ざらない仕組みになっています。しかし、どの程度以降が防御されるかは未解明です。
3→医薬品成分が乳汁中に移行することが知られています。
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