登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問28
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
鎮咳去痰薬に配合される成分とその作用、目的との関係のうち、正しいものはどれか。
- (成分)リン酸ジヒドロコデイン、(作用、目的)気道の炎症を和らげる。
- (成分)ジプロフィリン、(作用、目的)痰の中の粘性蛋白質に作用し粘りけを減少させる。
- (成分)塩化リゾチーム、(作用、目的)延髄の咳嗽中枢に作用し、咳を抑える。
- (成分)塩酸トリメトキノール、(作用、目的)交感神経系を刺激して気管支を拡張させる。
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この過去問の解説 (5件)
01
リン酸ジヒドロコデインは、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える鎮咳成分です。
2 誤りです。
ジプロフィリンは、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させて気管支を拡張させる、気管支拡張成分です。
3 誤りです。
塩化リゾチームは、気道の炎症を和らげることを目的として配合される、抗炎症成分です。
4 正しいです。
塩酸トリメトキノールは、交感神経を刺激して気管支を拡張させる作用を示すアドレナリン作動成分で、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として配合されています。
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02
1:リン酸ジヒドロコデインは、延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を押さえます。
同様な作用をする成分としては、リン酸コデイン、ノスカピン、デキストロメトルファン、ヒベンズ酸チペピジン等があります。
2:ジプロフィリンはキサンチン系の医薬品で、交感神経系を介さずに、直接気管支の平滑筋に作用して弛緩させ、気管支を拡張させる作用があります。呼吸を楽にして咳や喘息の症状を静める目的で鎮咳薬に配合されます。
3:塩化リゾチームは気道の炎症を和らげる作用のほか、痰の粘り気を弱め、また、気道粘膜の線毛運動を促進して痰の排出を容易にする作用を示します。
医薬品の配合成分として用いられているリゾチーム塩酸塩は、鶏卵の卵白から抽出したタンパク質であるため、鶏卵アレルギーがある人に対しては使用を避けます。
4:塩化トリメトキノールは交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示します。同様な作用を持つ成分としては、メチルエフェドリン、メトキシフェナミン等があります。
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03
誤っているものについては以下のとおりです。
1→リン酸ジヒドロコデインは、咳を抑えます。
2→ジプロフィリンは自律神経系を介さず、気管支の平滑筋に直接作用し、弛緩させ気管支を拡張させます。
3→塩化リゾチームは気道の炎症を和らげます。
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04
正解は4です。
1 リン酸ジヒドロコデインは、延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑えます。
2 ジプロフィリンは、自律神経系を介さず気管支の平滑筋に直接作用し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めます。
3 塩化リゾチームは、気道の炎症を和らげます。
4 その通りです。
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05
1 リン酸ジヒドロコデインは延髄の咳嗽中枢に作用し、咳を抑えます。
2 ジプロフィリンは自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させます。
痰の中の粘性蛋白質に作用し粘りけを減少させる去痰成分には塩酸エチルシステインやカルボシステインなどがあります。
3 塩化リゾチームは気道の炎症を和らげます。
4 ○
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