登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問29

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問題

登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

生薬成分に関する記述について、(    )の中に入れるべき字句の正しいものはどれか。
(    )とオンジは、去痰作用を期待して用いられる生薬成分であるが、これらの生薬成分の摂取により糖尿病の検査値に影響を生じることがあり、糖尿病が改善したと誤認されるおそれがあるため、1日最大配合量が(    )原生薬として1.2g以上、又はオンジとして1g以上を含有する製品では、使用上の注意において成分及び分量に関連する注意として記載されている。
  • キョウニン
  • ナンテンジツ
  • オウバク
  • セネガ

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この過去問の解説 (5件)

01

正解:4

1:キョウニン(杏仁)はアンズの種子で、鎮咳作用、去痰作用があるとされます。

2:ナンテンジツ(南天実)は南天の実で、鎮咳作用があります。

3:オウバクは(黄柏)は、ミカン科の落葉高木キハダの樹皮で、健胃・整腸作用があります。

4:セネガは、ヒロハセネガの根で去痰作用があり、龍角散やジキナ顆粒に配合されています。

オンジはイトヒメハギの根で、去痰、鎮静、鎮咳などの症状があります。セネガの代用として去痰薬に用いられます。加味帰脾湯、人参養栄湯に配合されています。

糖尿病の検査の中でも、HbA1c(ヘモグロビンA1c)は過去数か月の平均血糖値を、GA(グリコアルブミン)は過去2週間の平均血糖値を反映するのに対し、1,5-AG(1,5-アンヒドロ-D-グルシトール)は短期間での平均血糖値の指標になると言われています。セネガやオンジには、1,5-AGが多量に含まれているので、これらの生薬を摂取している場合は、血中1,5-AG値が高くでることがあります。

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02

正解は4番です。

1 キョウニンは、バラ科のアンズの種子を用いた生薬です。体内で分解されて生じた代謝物の一部が、延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされています。

2 ナンテンジツは、メギ科のナンテンの果実を用いた生薬です。知覚神経・末梢運動神経に作用して、咳止めに効果があるとされています。

3 オウバクは、ミカン科キハダの樹皮を用いた生薬です。苦味による健胃作用を期待して用いられています。また、日本薬局方収載のオウバク末は、止瀉薬としても用いられています。

4 セネガは、ヒメハギ科のセネガまたは、その同属植物の根を用いた生薬です。去痰作用を期待して用いられています。

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03

正解は4です。

セネガはヒメハギ科セネガやヒロハセネガの根から、オンジはヒメハギ科のイトヒメハギの根から作られた生薬です。

選択肢中に使われている他の生薬には以下の作用があります。

1→キョウニンは、咳嗽中枢の鎮静作用があります。

2→ナンテンジツは、知覚神経、末梢運動神経に作用する咳止めの効果があります。

3→オウバクには、健胃作用があります。

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04

正解:4

1 キョウニンは延髄の呼吸中枢・咳嗽中枢を鎮静させます。

2 ナンテンジツは知覚神経・末梢運動神経に作用し、咳を抑えるとされています。

3 オウバクは苦みにより味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促す健胃成分です。

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05

正解は4です。

1 キョウニンは、延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示します。

2 ナンテンジツは、知覚神経・末梢運動神経の作用して咳止めに効果があります。

3 オウバクは、苦みによる健胃作用を示し、味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促します。

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