登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問30
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
登録販売者の対応に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が軽いうちに服用するのが効果的ともいわれるが、症状が現れないうちに予防的に使用することは適切でなく、解熱鎮痛薬を連用することによって、かえって頭痛が常態化することがあると説明した。
- ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬は、ビタミンCが含まれる飲料で希釈すると殺菌作用が増強すると説明した。
- 咳がひどく、痰に線状の血が混入している症状に対し、一般用医薬品の鎮咳去痰薬を勧めた。
- 用時水で希釈又は溶解して使用する含嗽薬は、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られないと説明した。
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この過去問の解説 (5件)
01
1 その通りです。頭痛は、心理的な影響も大きいとされています。また依存性もあり、解熱鎮痛薬を使用した時は症状が治まるが、しばらくすると頭痛が再発して解熱鎮痛薬が常に手放せないなどの場合、注意が必要です。
2 ヨウ素は、レモン汁やお茶などビタミンCが含まれる飲料で希釈すると、ビタミンC等と化学反応を起こして脱色を生じるため、殺菌作用が弱まります。
3 咳がひどく痰に線状の血が混入していたり、黄色や緑色の膿性の痰や発熱を伴っていたりする場合には、一般用医薬品による対処は行わずに医療機関への受診を勧めることが望ましいです。
4 その通りです。また、含嗽薬を使用してすぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が薄れやすくなりますので注意が必要です。
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02
解熱鎮痛薬を使用した時は症状が治まっても、しばらくすると頭痛が再発し、解熱鎮痛薬が常時手放せないような場合には、依存が形成されている可能性もあります。
2 誤りです。
ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンCなどの成分と反応すると脱色を生じて、殺菌作用が失われます。そのため、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬を使用する際は、そうした食品を摂取した直後の使用や混合は避けることが望ましいです。
3 誤りです。
設問文のように、痰に血が混ざっていたり咳が酷い場合には、安易に一般用医薬品を使用することはせず、速やかに医療機関を受診するように勧めることが望ましいです。
4 正しいです。
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03
1 ○
2 ×:ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬は、ビタミンCが含まれる飲料(レモン汁やお茶など)によりヨウ素の脱色が生じて殺菌作用が失われます。
3 ×:咳がひどく、痰に線状の血が混入している症状に対しては、一般用医薬品で対処するのではなく早めに医療機関を受診するようにと勧めます。
4 ○
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04
誤っているものについては以下のとおりです。
2→ビタミンCが含まれる飲料との直接混合をしてはいけません。殺菌作用が失われます。
3→そのような症状が出ているのであれば、早目に医療機関の受診を勧めるべきです。
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05
1:頭痛の発症とその程度には、頭痛が起こるのでないかという不安感も含め、心理的な影響が大きいとされます。解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が軽いうちに服用すると効果的ですが、症状が現れないうちに予防的に使用することは適切ではありません。解熱鎮痛薬の連用により頭痛が常態化することがあるので注意を要します。
2:ヨウ素はビタミンCと反応すると脱色して殺菌作用が失われます。
3:咳や痰の症状でも、咳がひどく痰に線状の血が混じることがある、または黄色や緑色の膿性の痰を伴うような場合には、一般用医薬品の使用によって対処を図るのでなく、早めに医療機関を受診するよう受診勧告を行います。
4:設問のとおり。
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