登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問6

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問題

登録販売者試験 平成25年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。
  • 「薬はよく効けばよい」「多く飲めば早く効く」等と短絡的に考えて、定められた用量を超える量を服用すると有害事象につながる危険性が高い。
  • 目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。
  • 医薬品の販売等に従事する専門家は、医薬品の適正な使用が図られるよう、購入者の理解力や医薬品を使用する状況等に即して説明するべきである。
  • 一般用医薬品により薬物依存が形成されても、そこから離脱することは容易である。

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この過去問の解説 (6件)

01

正しいものは1,2,3です。

誤っている4についてですが、一度依存が形成されるとそこから抜け出すことは難しくなります。

例えば、一般医薬品であっても、鎮咳去痰剤として使われるリン酸コデインという成分は、モルヒネと同じ基本構造をもち、長期連用や大量摂取によって、倦怠感、虚脱感、多幸感が現れ、なかなか抜け出せなくなってしまいます。

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02

厚生労働省の問題作成ガイドラインに記載があります。

【正しいもの】1,2,3
1
購入者の誤解や認識不足のために、医薬品が適切に使用されない場合があり、定められた用量を超える量を服用することが危険であることは言うまでもありません。

2
医薬品を過剰摂取やほかの医薬品・酒類とともに服用するといった乱用をすると、急性中毒や慢性的な臓器障害等を生じるおそれがあります。

3
購入者の誤解や認識不足によって、医薬品が不適切に使用されたり、それによって有害事象が生じたりすることを防ぐためにも、医薬品販売等に従事する専門家が正しい情報を伝えていく努力をすることが大事です。

【誤っているもの】4
4
一度薬物依存が形成されてしまうと、そこから抜け出すことは容易ではありません。大量購入や頻繁に購入する客に対しては、積極的に事情を尋ねたり、場合によっては販売をしないなど状況に応じた対応が大切になります。

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03

正解1,2,3です
解説:4→一般用医薬品により薬物依存が形成されると、そこから離脱することは難しくなります。依存性のある一般用医薬品を大量購入または、頻繁に購入される方には資格者の声掛けが必要です。

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04

4.薬物依存は簡単に抜け出すことはできません。摂取量は守りましょう。


1,2,3は正しいです。

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05

薬に関する専門知識がなくても常識的にわかるような出題ですので、必ず正解したいところです。

4.依存から離脱することは容易→誤りです。簡単に抜け出すことができないのが依存で、それは一般用医薬品でも適正使用をしなければ起こりえます。

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06

1 正

症状が改善しないのに服用を続けたり、大人用の薬の量を減らして子供に飲ませるなどの使用方法も、不適正な使用です。

購入者の誤解や認識不足によって起こるもので、それを防ぐためには薬剤師や登録販売者などの専門家が必要な情報を提供する必要があります。

2 正

医薬品開発では、ハーモナイゼーションの制定が進んでいます。

これは各国が協力して、医薬品リスク試験の方法や方式、制度などを標準化することです。

医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量の積で、用量から反応関係を引いたものに基づいて評価されています。

3 正

購入者や使用者の誤解や認識不足は、医薬品の不適切な使用につながるおそれがあります。

薬剤師や登録販売者などの専門家が、購入者の理解力や状況などに応じて、正しい情報を適切に伝えることが大切です。

4 誤

一般用医薬品で形成された薬物依存でも離脱は容易ではありません。

一般用医薬品にも習慣性や依存性のある成分が含まれたものがあり、適正に使用すれば安全でも、乱用や用法用量を超える使用は薬物依存を生じるおそれがあります。

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