登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
人体の働きと医薬品 問36
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域1) 人体の働きと医薬品 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。
- 中毒性表皮壊死症はスティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれており、その発生頻度は、人口100万人当たり年間1~6人と報告されている。
- 皮膚粘膜眼症候群はライエル症候群とも呼ばれており、その発生頻度は、人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されている。
- 中毒性表皮壊死症や皮膚粘膜眼症候群は、いったん発症すると皮膚症状が軽快した後も目や呼吸器官等に障害が残ったり、多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがある重篤な皮膚疾患である。
- 中毒性表皮壊死症や皮膚粘膜眼症候群は、原因と考えられる医薬品の服用後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから発症することもある。
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この過去問の解説 (3件)
01
誤っているものについては以下のとおりです。
1→「中毒性表皮壊死症」ではなく、「皮膚粘膜眼症候群」の説明です。
皮膚粘膜眼底症候群は、38℃以上の高熱を伴い、発疹、発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、目等の粘膜に現れる病気です。
2→「皮膚粘膜眼底症候群」ではなく、「中毒性表皮壊死症」の説明です。
中毒性表皮壊死症は、38℃以上の高熱を伴い、広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ口唇の発赤、びらん、眼の充血などの症状を伴う病気です。
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02
皮膚粘膜眼症候群がスティーブンス・ジョンソン症候群と呼ばれ、中毒性表皮壊死症がライエル症候群と呼ばれています。
ライエル症候群の症例の多くが、スティーブンス・ジョンソン症候群の進展型と見られています。
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03
各選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
「中毒性表皮壊死症」は「ライエル症候群」です。
この発現頻度についてはスティーブンス・ジョンソン症候群の数値です。
2.誤りです。
「ライエル症候群」は「中毒性表皮壊死症」で、高熱、全身倦怠感を伴う全身紅斑、水疱を伴う病気です。難病情報センターのホームページによれば、年間人口100万人当たり1.3人発症するとあります。
皮膚粘膜眼症候群はスティーブンス・ジョンソン症候群の一つです。
3.正しいです。
特に基礎疾患がある方の場合、注意が必要です。
4.正しいです。
文のとおりです。
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