登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問21
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問題
登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
かぜ及びかぜ薬に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a かぜは単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが鼻や喉等に感染して起こる上気道の急性炎症の総称である。
b かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑え、体内から取り除くもので、総合感冒薬とも呼ばれる。
c インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同様、ウイルスの呼吸器感染によるものであり、感染力は強いが重症化することはない。
d インフルエンザの流行期において、小児用かぜ薬を販売する場合には、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンや生薬成分のみからなる製品の選択を提案することが重要である。
a かぜは単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが鼻や喉等に感染して起こる上気道の急性炎症の総称である。
b かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑え、体内から取り除くもので、総合感冒薬とも呼ばれる。
c インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同様、ウイルスの呼吸器感染によるものであり、感染力は強いが重症化することはない。
d インフルエンザの流行期において、小児用かぜ薬を販売する場合には、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンや生薬成分のみからなる製品の選択を提案することが重要である。
- (a 、c)
- (a 、d)
- (b 、c)
- (b 、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a→ かぜはウィルスによる上気道感染症のことです。
主な影響は鼻に現れ、喉や副鼻腔、咽頭も影響を受けます。
医学的にかぜは「かぜ症候群」と呼ばれます。
b→ かぜ薬(総合感冒薬)は、かぜ症候群の症状を緩和するために解熱剤と鎮咳去痰薬などを複合した医薬品です。
ウイルスの増殖を抑え、体内から取り除く目的で使用されるのは抗ウィルス剤などです。
c→インフルエンザは感染力が非常に強い感染症です。
高齢者や乳幼児、妊娠中の方がインフルエンザにかかると気管支炎や肺炎などを併発し重症化し、時には死に至るほどになる場合があります。
d→インフルエンザに罹患しているときには避けるべき薬の成分があります。
合併症や脳障害を引き起こす危険性があるからです。
アセトアミノフェンは作用が穏やかで副作用の少ない解熱鎮痛成分で、医薬品で子供が使用できる成分はこのアセトアミノフェンのみです。
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02
風邪は風邪症候群といい、主にウイルスが鼻や喉等に感染し、症状が出た場合には急性の上気道に感染していると推測されます。
b.誤り
総合感冒薬は、風邪の諸症状を緩和するもので、
ウイルスの増殖抑制や、除去するものではありません。
c.誤り
インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同様、ウイルスの呼吸器感染によるものですが、感染力が強いく重症化することがあるため注意が必要です。
d.正しい
インフルエンザに罹患していた場合、アセトアミノフェンや生薬でない解熱鎮痛剤を服用すると、血圧低下や好ましくない症状を起こすことがあるため、
アセトアミノフェンや生薬を提案し、必要時には医療機関の受診を勧めることが大切です。
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03
a 正
かぜの原因となるウイルスは、200種類以上と言われています。
原因は主に感染するウイルスですが、冷気にあたることで反応するアレルギーなど、感染性でないものもあります。
b 誤
かぜ薬は、かぜの症状緩和を目的としています。
総合感冒薬とも呼ばれています。
そのときの症状にあった成分を含んだかぜ薬を使用します。
c 誤
インフルエンザは感染力が強く、重症化しやすいため、かぜとは区別されます。
また、いわゆる胃腸かぜといわれるものは、ウイルス性の胃腸炎のため、これもまたかぜとは区別されます。
d 正
エテンザミドやサリチルアミドは、インフルエンザの疑いがあるときには15歳未満の小児への使用は注意が必要です。
ライ症候群との関連性が示唆されているためです。
また小児の解熱鎮痛剤には、アスピリンやサザピリンの使用が禁忌となっています。
ライ症候群とは、急性脳症の症状を呈するものです。
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