登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問23
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問題
登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
かぜ薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ブロムヘキシン塩酸塩は、痰の切れを良くすることを目的としている。
b リゾチーム塩酸塩は、抗コリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的としている。
c ノスカピンは、咳を抑えることを目的として用いられる。
d トラネキサム酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
a ブロムヘキシン塩酸塩は、痰の切れを良くすることを目的としている。
b リゾチーム塩酸塩は、抗コリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的としている。
c ノスカピンは、咳を抑えることを目的として用いられる。
d トラネキサム酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
- a 誤 b 正 c 正 d 誤
- a 正 b 誤 c 正 d 誤
- a 正 b 正 c 誤 d 正
- a 正 b 誤 c 誤 d 誤
- a 誤 b 誤 c 誤 d 誤
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この過去問の解説 (3件)
01
a→ブロムヘキシン塩酸塩は、痰の切れを良くすることを目的としており、気管支炎や肺結核、塵肺症などの治療に用いられます。
b→リゾチーム塩酸塩は、炎症による腫れをやわらげたり痰や膿を溶かして排出しやすくするために用いられます。
c→ノスカピンは咳中核の興奮をしずめて咳を止めるために用いられます。
痰の少ない空咳の症状によく用いられます。
d→トラネキサム酸は、出血を止めたり、喉の赤みや腫れ、口内炎の際に処方されます。
偽アルドステロン症は、血中を上昇させるアルドステロンが増加していないにもかかわらず、高血圧やむくみなどの症状が現れる病気です。
甘草、あるいはその主成分であるグリチルリチンを含む医薬品の服用によって発症します。
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02
ブロムヘキシン塩酸塩は、痰の切れを良くする効果があります。
2.誤り
リゾチーム塩酸塩は、炎症の生じた鼻粘膜の修復や上気道粘膜の線毛運動を促進して痰の排出を楽にします。
鶏卵の卵白から抽出したタンパク質を使用しているため、鶏卵アレルギーの人には使用できません。
3.正しい
ノスカピンは、咳を抑えることを目的として用いられます。
4.誤り
過量摂取で偽アルドステロン症を生じるおそれがあるのは、「グリチルリチン酸」です。
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03
a 正
ブロムヘキシン塩酸塩は、去痰成分です。
同成分として、グアイファネシンやエチルシステイン塩酸塩などがあります。
b 誤
リゾチーム塩酸塩は、抗炎症成分です。
鼻や喉の粘膜の炎症を抑えます。
また、リゾチーム塩酸塩は、去痰作用も期待できます。
ほかの抗炎症成分として、トラネキサム酸やブロメラインなどがあります。
c 正
ノスカピンは、中枢性非麻薬性鎮咳成分です。
そのほかの同成分として、クロペラスチン塩酸塩などがあります。
d 誤
トラネキサム酸は、抗炎症成分です。
凝固した血液の分解を抑える作用があるため、血栓のある人は服用に注意が必要です。
問題の文章は、同じ抗炎症成分であるグリチルリチン酸二カリウムやカンゾウの説明です。
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