登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問41

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問題

登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

循環器用薬に配合されるユビデカレノンに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。


a  肝臓や心臓等の臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分である。

b  コエンザイムQ10とも呼ばれる。

c  心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。

d  小児において心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状があるような場合に適用される。
  • a 正   b 誤   c 正   d 正
  • a 正   b 正   c 正   d 誤
  • a 正   b 正   c 誤   d 誤
  • a 誤   b 正   c 誤   d 正
  • a 誤   b 誤   c 正   d 正

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

a→ ユビデカレノンは体内で合成されます。
細胞内でエネルギーの代謝にかかわる補酵素として機能します。
20歳を過ぎると生産量が低下する傾向にあります。

b→ ユビデカレノンとコエンザイムQ10は、言い方は異なりますが成分は同じものです。

c→心筋の酸素利用効率を高めて代謝を促進し、心筋の収縮力を高める働きがあります。
血液の循環を改善し心臓の負担も軽減されるとされています。

d→ユビデカレノンは15歳未満の小児用の一般医薬品には配合されていません。
小児において心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状がある場合には医師による診察を受けるのが良いでしょう。

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02

正解は2

a.正しい
 肝臓や心臓に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素を助ける働きがあります。ビタミンB群と共に働きます。


b.正しい
 ユビデカレノンとコエンザイムQ10は同じ成分です。


c.正しい
 心筋の酸素効率を高めて、心臓の収縮力に作用し血液循環の改善をします。この作用によって軽度な心疾患の無理をしすぎた時に起こる動悸、息切れや浮腫の症状を軽減します。


d.誤り
 小児に心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状があるような場合には、医療機関での処置が優先されます。安易に一般医薬品を使用することは適切ではありません。
 また、ユビデカレノンは小児での適応はありません。

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03

2が正解です。

a.正:他に血行促進や鬱血改善に「コウカ」という生薬もあります。

b.正:ユビデカレノンとコエンザイムQ10は同じ成分です。
食品やサプリでも流通していますが、併用はいけません。
 胃の不快感や下痢等が起きます。

c.正:ユビデカレノン以外の心臓や血液に作用する他の漢方として、以下のものがあります。
 三黄瀉心湯・・・体力あり、高血圧、精神不安
 七物降下湯・・・体力なし、高血圧

d.誤:小児用はありません。
 また医薬品を使っている場合、2週間で見極めてください。

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