登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問14

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問題

登録販売者試験 平成28年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

適切な医薬品選択と受診勧奨に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


a  一般用医薬品の役割として、「軽度な疾病に伴う症状の改善」、「生活の質(QOL)の改善・向上」、「健康の維持・増進」等がある。

b  一般用医薬品の購入者等への情報提供では、医療機関の受診を勧めたり(受診勧奨)、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。

c  一般用医薬品で対処可能な症状等の範囲は、乳幼児や妊婦でも、通常の成人の場合と変わらないので、特に留意する必要はない。
  • (a)正   (b)正   (c)正
  • (a)正   (b)誤   (c)正
  • (a)正   (b)正   (c)誤
  • (a)誤   (b)正   (c)誤
  • (a)誤   (b)誤   (c)誤

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この過去問の解説 (3件)

01

正しい組み合わせは3です。

a.b.は設問文のとおり、正しいです。

c.についてですが、「変わらないので、特に留意する必要はない」という部分が誤りで、正しくは「変わるので、特に留意する必要がある」です。

乳幼児の場合は生理機能が未発達なため、副作用が強く出てしまいます。妊婦の場合は、胎児に影響を与える場合があります。そのために、留意が必要なのです。

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02

適切な医薬品選択と受診勧奨について、
・他には、「健康状態の自己検査」、「生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防」、「その他保健衛生(衛生害虫の防除、殺菌消毒等」があります。
・自己判断で症状を放置したり薬を服用すると、思わぬ不具合が起こるおそれがあるため、医療機関への受診勧奨や医薬品を使用しない対処法が大切です。
・一般用医薬品には、通常の成人が服用する分には問題なくとも、乳児や妊婦が使用すると、副作用が生じる成分が入っている場合があります。
なので、服用する際は医師や薬剤師等に相談することが大切です。

よって、
aは問題文の通りなので正しい。
bも問題文の通りなので正しい。
cは「変わらないので、特に留意する必要はない」が「変わるので、特に留意する必要がある」となるので間違い。
なので、3が正解です。

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03

正解:3(正 正 誤)

a QOL(生活の質)は、Quality of Lifeの略称です。医療の発達と共に、生活の中により人間らしさを求める考え方が普及しています。

b 情報提供では、フレキシブル(柔軟性がある)な対応が求められています。

c 乳幼児や妊婦には、通常の成人よりも多くの制限が設けられています。

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