登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問23

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問題

登録販売者試験 平成27年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品に配合される成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。


a  化学的に合成された解熱鎮痛成分により、皮膚粘膜眼症候群のような副作用は生じない。

b  15歳未満の小児に対し、インフルエンザ流行時に使用する解熱鎮痛成分としては、アセトアミノフェンの選択を提案したりする等の対応を図る。

c  イブプロフェンは胃腸への悪影響が少なく、抗炎症作用も示すことから、15歳未満の小児に対しても使用できる。

d  解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、カフェインが配合されることがある。
  • ( a、b )
  • ( a、c )
  • ( b、d )
  • ( c、d )

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

a…誤りです。
まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死融解症、喘息を生じることがあります。

b…正しいです。
エテンザミド及びサリチルアミドについては、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対しては使用を避けなければなりません。

c…誤りです。
イブプロフェンは、一般用医薬品において15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはいけません。

d…正しいです。
中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的として配合されている場合があります。


よって、b・dが正しい組み合わせとなります。

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02

a 誤:化学的に合成された解熱鎮痛成分により、皮膚粘膜眼症候群のような副作用を発症することがあります。

b 正:15歳未満の小児に対し、インフルエンザ流行時に使用する解熱鎮痛成分としては、アセトアミノフェンの選択を提案したりする等の対応を図ります。
現在、小児用に処方される解熱鎮痛剤としては、アセトアミノフェンがほぼ唯一の存在になっています。

c 誤:イブプロフェンはアスピリン等に比べて、胃腸への影響が少ないです。しかし、一般医薬品では15歳未満には、いかなる場合も使用してはなりません。

d 正:解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、カフェインが配合されることがあります。

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03

解答:3

a.誤
皮膚粘膜眼症候群のようなアレルギー症状発症の可能性のある医薬品は、種類も数も多くあります。

b.正
アセトアミノフェンは小児でも安全に使用できる医薬品で、小児のインフルエンザウイルスによる発熱等にも使用されます。
アスピリンなどは、15歳未満ではライ症候群が起こる可能性があるため、決して使用してはいけません。

c.誤
イブプロフェンは胃腸への負担は比較的少ないですが、15歳未満には決して使用してはいけません。

d.正
カフェインや無水カフェインなどは解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強させる働きがあります。
また、中枢神経興奮作用があるため、頭をスッキリさせたり疲労感を和らげる作用なども期待できます。

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