登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問37
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問題
登録販売者試験 平成27年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
痔の薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 痔に伴う痛みや痒みを和らげることを目的として、リドカイン塩酸塩やプロカイン塩酸塩が用いられる。
b 痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分として、ヒドロコルチゾン酢酸エステルが用いられる。
c 痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、ベンザルコニウム塩化物が用いられる。
d 体力中等度以下で冷え症で、出血傾向があり、胃腸障害がない場合の痔出血には、乙字湯が用いられる。
a 痔に伴う痛みや痒みを和らげることを目的として、リドカイン塩酸塩やプロカイン塩酸塩が用いられる。
b 痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分として、ヒドロコルチゾン酢酸エステルが用いられる。
c 痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、ベンザルコニウム塩化物が用いられる。
d 体力中等度以下で冷え症で、出血傾向があり、胃腸障害がない場合の痔出血には、乙字湯が用いられる。
- a 正 b 正 c 正 d 誤
- a 正 b 正 c 誤 d 正
- a 正 b 誤 c 正 d 正
- a 誤 b 正 c 正 d 正
- a 正 b 正 c 正 d 正
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この過去問の解説 (3件)
01
b 正:痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる成分として、ヒドロコルチゾン酢酸エステルが用いられます。
c 正:痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、殺菌消毒成分のベンザルコニウム塩化物が用いられます。
d 誤:体力中等度以下で冷え症で、出血傾向があり、胃腸障害がない場合の痔出血には、芎帰膠艾湯が用いられます。
乙字湯は、体力中等度以上で大便が硬く、便秘傾向のあるものの痔核、切痔に用いられます。
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02
aー正:リドカイン塩酸塩やプロカイン塩酸塩は局所麻酔成分です。
bー正:ヒドロコルチゾン酢酸エステルは抗炎症作用のあるステロイド成分です。
cー正:ベンザルコニウム塩化物は陽イオン界面活性型(逆性石鹸)の殺菌消毒成分です。
dー誤:乙字湯(おつじとう)は体力中等度以上で大便が硬く、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔などに適しています。
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03
a.正
リドカイン塩酸塩やプロカイン塩酸塩は、痔に伴う痛みや痒みを緩和するために使われます。
これらの成分にアレルギーがある人は、使用しないようします。
b.正
ヒドロコルチゾン酢酸エステルは副腎皮質ステロイドで、痛みや腫れに対する抗炎症のために使われます。
ただし、副腎皮質ステロイドは免疫抑制作用があり、感染症を悪化させる可能性があるため、化膿している患部には使用しません。
c.正
ベンザルコニウム塩化物は感染予防などを目的とした殺菌のために使われます。
他に殺菌消毒成分としてクロルヘキシジン塩酸塩、セチルピリジニウム塩化物水和物、イソプロピルメチルフェノールなどがあります。
d.誤
胃腸障害がある場合は、悪心・嘔吐などの副作用が出現れやすいため、使用は控えます。
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