登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問31

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品が働く仕組みに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 局所作用は、医薬品の適用部位が作用部位である場合が多いため、反応は全身作用と比較して速やかに現れる。

b 内服薬は、全身作用を示すものが多いが、膨潤性下剤のように、有効成分が消化管内で作用するものもあり、その場合に現れる作用は局所作用である。

c 外用薬は、適用部位に対する局所的な効果を目的としたもので、全身作用を目的としたものはない。

d 口腔粘膜から吸収された医薬品の成分は、初めに肝臓で代謝を受けてから全身に分布する。
  • ( a、b )
  • ( a、c )
  • ( a、d )
  • ( b、d )
  • ( c、d )

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

c 誤り。禁煙パッチなど、皮膚から有効成分が吸収し、循環血液中に移行して全身作用を示すものがあります。
d 誤り。こちらもニコチンガムなど、肝臓を経由、代謝することなく直接心臓から全身に分布するものがあります。

参考になった数62

02

答:1

a:正  対して全身作用は、消化管からの吸収、代謝と作用部位への分布という過程を経るため、ある程度の時間が必要です。

b:正  胃腸に作用する薬でも、有効成分が循環血液中に入ってから薬効をもたらす場合には、その作用は全身作用の一部ということになります。

c:誤  坐剤や経皮吸収製剤など、全身作用を示すことを目的として設計されたものも存在します。

d:誤  口腔粘膜を通っている静脈血は肝臓を経由せずに心臓に到るため、初めに肝臓で代謝を受けることなく全身に分布します。

参考になった数18

03

正解:1 (a b)

医薬品が働く仕組みに関する正誤組み合わせ問題

a 正:問題文の通りです。

b 正:問題文の通りです。膨潤性下剤や生菌製剤などがそれにあたります。

c 誤:ニコチンパッチやニトログリセリンなど、全身作用を目的とした外用薬も発売されています。

d 誤:粘膜から吸収された医薬品の成分は静脈血に流れ込み、肝臓を経由せずに心臓に到達します。したがって肝臓の代謝を受けずに全身に行きわたります。

参考になった数2