登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問20

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及びCJD訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  CJD訴訟は、脳外科手術等に用いられていた血液製剤を介してCJDに罹(り)患したことに対する損害賠償訴訟である。
b  CJDは、プリオンが脳の組織に感染し、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
c  CJD訴訟は、国、輸入販売業者及び製造業者を被告として提訴された。
d  CJD訴訟は、生物由来製品による感染等被害救済制度が創設される契機のひとつとなった。
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:正  b:正  c:正  d:正

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この過去問の解説 (4件)

01

答:4

a:誤  血液製剤が誤りです。正しくは、ヒト乾燥硬膜です。

b:正  プリオンとは、たんぱく質の一種です。プリオン不活化の処理が十分でないまま移植され、CJDが発生しました。

c:正  1996年に大津、1997年に東京で提訴され、2002年3月に両地裁で和解が成立しました。

d:正  ほかにも、CJDに関する正しい知識の普及・啓発や、患者家族・遺族に対する相談事業等に対する支援などの措置が講じられるようになりました。

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02

解答:4

a.誤
脳外科手術に使われたヒト乾燥硬膜によりCJDに罹患しました。

b.正
プリオンはタンパク質の一種で、プリオンが脳に沈着することで、脳神経細胞の機能が障害を受けました。

c.正
初提訴の和解後も、潜伏期間を経て発症したケースでの提訴が続き、全ての訴訟が終結したのは2017年でした。

d.正
生物由来製品感染等被害救済制度は、生物由来製品を適正に使用したにも関わらず、その製品で感染症にかかり、健康被害を受けた方に医療費や障害年金等の給付を行う制度です。

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03

正解は 4 です。

a:誤

CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)訴訟は、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介してCJDに罹(り)患したことに対する損害賠償訴訟です。

b:正

CJDは、細菌でもウイルスでもないタンパク質の一種であるプリオンが脳の組織に感染し、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病です。

c:正

CJD訴訟は、国、輸入販売業者及び製造業者が被告として提訴され、その後和解が成立しました。

d:正

HIVやCJDの感染被害が多発したことを教訓として、(独)医薬品医療機器総合機構により、生物由来製品による感染等被害救済制度が創設されました。

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04

正解:4 誤 正 正 正

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及びCJD訴訟に関する正誤問題

a 誤:問題文は、「血液製剤」を「ヒト乾燥硬膜」に置き換えると正しい文章になります。

b 正:問題文の通りです。プリオンは、タンパク質の一種です。

c 正:問題文の通りです。

d 正:問題文の通りです。生物由来製品による感染等被害救済制度は、2002年に創設されました。

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