登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問32
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体などのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。
b 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、通常、皮膚表面から循環血液中へ移行する有効成分の量が比較的少ないため、適用部位の面積(使用量)や使用回数、その頻度などにかかわらず全身作用が現れることはない。
c 内服した医薬品が全身作用を現わすまでには、消化管からの吸収、代謝と作用部位への分布という過程を経るため、ある程度の時間が必要であるのに対し、局所作用は、医薬品の適用部位が作用部位である場合が多いため、反応は比較的速やかに現れる。
a 循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体などのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。
b 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、通常、皮膚表面から循環血液中へ移行する有効成分の量が比較的少ないため、適用部位の面積(使用量)や使用回数、その頻度などにかかわらず全身作用が現れることはない。
c 内服した医薬品が全身作用を現わすまでには、消化管からの吸収、代謝と作用部位への分布という過程を経るため、ある程度の時間が必要であるのに対し、局所作用は、医薬品の適用部位が作用部位である場合が多いため、反応は比較的速やかに現れる。
- a:正 b:誤 c:誤
- a:正 b:正 c:誤
- a:正 b:誤 c:正
- a:誤 b:正 c:誤
- a:誤 b:誤 c:正
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この過去問の解説 (4件)
01
a:正 細胞内の有効成分の濃度は血中濃度と関連していて、医薬品の大量摂取などで血中濃度が高くなると、薬効は血中濃度がある濃度以上になると頭打ちとなりますが、副作用は現れやすくなります。
b:誤 皮膚吸収は、肝臓での代謝を受ける前に全身に分布するため、使用量や頻度によっては全身作用が現れることがあります。
c:正 内服薬は全身作用を示すものが多く、外用薬は局所作用が多いですが、内服薬でも膨潤性下剤は局所作用、外用薬でも坐剤は全身作用など、例外もあります。
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02
a.正
医薬品は主に肝臓などで代謝されて全身循環し、最終的には尿などから体外へと排泄されていきます。
b.誤
皮膚吸収は肝臓で代謝を受ける前に血中に移行するため、頻度や量によっては全身作用が現れることがあります。
c.正
アレルギー性副作用は、微量でも生じる可能性があるため、医薬品が全身作用か局所作用かに関わらず生じる可能性があります。
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03
正解:3 正 誤 正
医薬品の作用に関する正誤問題
a 正:問題文の通りです。
b 誤:適用部位の面積(使用量)や使用回数、その頻度などによって、全身作用が現れる可能性があります。
c 正:問題文の通りです。内服薬の有効成分のほとんどは消化管に吸収されて血液中に移行し、それから肝臓を経由して心臓に至ります。それに対して粘膜吸収などの場合、薬の薬効成分は血液中に移行した後、肝臓を経由せずに全身に行きわたります。
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04
正解は 3 です。
a:正
医薬品が効果を発揮するためには、有効成分が標的器官・組織の細胞外液、細胞内液中に、一定以上の濃度で分布する必要があります。
b:誤
皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、適用部位の面積(使用量)や使用回数、その頻度などによっては、全身作用が生じることがあります。また、アレルギー性の副作用は適用部位以外にも現れることがあります。
c:正
局所作用を目的とする医薬品によって、全身性の副作用が生じることがあります。一方、全身作用を目的とする医薬品によって、局所的な副作用が生じることもあります。
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