登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問7
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品等の相互作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 相互作用を回避するには、通常、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならない。
b 外用薬や注射薬は、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性はない。
c 酒類(アルコール)は、医薬品の代謝には影響を与えることはないが、吸収に影響を与えることがある。
d カフェインのように、食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在するために、それを含む医薬品(例:総合感冒薬)と食品(例:コーヒー)を一緒に摂取すると過剰摂取となるものがある。
a 相互作用を回避するには、通常、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならない。
b 外用薬や注射薬は、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性はない。
c 酒類(アルコール)は、医薬品の代謝には影響を与えることはないが、吸収に影響を与えることがある。
d カフェインのように、食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在するために、それを含む医薬品(例:総合感冒薬)と食品(例:コーヒー)を一緒に摂取すると過剰摂取となるものがある。
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、c)
- (c、d)
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
a.正
医薬品を服用中は、他の医薬品や食物を併用することで、作用が増強したり減弱する恐れがあるため、販売時の問診や注意喚起が大切です。
b.誤
外用薬や注射薬であっても、食品によって代謝や排泄が影響を受け、作用が増強したり減弱する可能性があります。
c.誤
酒類(アルコール)は、医薬品の代謝や吸収に影響を与えることがあります。
また、アルコールそのものの中枢神経抑制作用や血管拡張作用により薬の作用が増強することもあります。
d.正
感冒薬や解熱鎮痛薬などに含まれているカフェインは、コーヒーやエナジードリンクなどにも含まれているため、過剰摂取に注意が必要です。
参考になった数22
この解説の修正を提案する
02
医薬品の相互作用とは、医薬品と医薬品、医薬品と食品を一緒に摂取したときに、医薬品の作用が増強・減弱することです。
作用が増強すると、作用が強く出過ぎたり副作用が起こりやすくなったりします。
作用が減弱すると、十分な効果が得られなくなります。
b 相互作用は吸収・代謝・分布・排泄の過程で起こるものと、薬理作用をもたらす部位で起こるものがあります。
c アルコールは、医薬品の吸収・代謝に影響を与えます。
お酒を飲む量が多い人は、肝臓の代謝が高まっていて、通常よりも代謝が進むことがあります。
d 正しいです。
医薬品と同じ成分を含む食品にも注意が必要です。
例)カフェイン・ビタミンA・ハーブの一部等
参考になった数10
この解説の修正を提案する
03
正解:3(a d)
医薬品等の相互作用に関する組み合わせ問題
a 正:問題文の通りです。
b 誤:問題文は、「可能性はない」の部分を「可能性がある」に置き換えると正しい文章になります。
c 誤:酒類(アルコール)は、医薬品の代謝や吸収に影響を与えます。アルコールを飲むと肝臓が活性化されて、肝臓の代謝機能が高まります。その結果アセトアミノフェンなどの薬効成分が通常よりも速く代謝されて、体内で吸収されにくくなります。
d 正:問題文の通りです。カフェインを過剰摂取すると中枢神経系が刺激されて、めまい・不眠症などの症状が現れやすくなります。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問6)へ
令和元年度(東京都)問題一覧
次の問題(問8)へ