登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問24

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 令和元年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

呼吸器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  肺自体に、肺を動かす筋組織があり、自力で膨らんだり縮んだりして呼吸運動が行われている。

b  鼻腔の入り口(鼻孔)にある鼻毛は、空気中の塵(ちり)、埃(ほこり)等を吸い込まないようにするフィルターの役目を果たしている。

c  喉頭はリンパ組織が集まってできており、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。

d  喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管支という。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

a 肺自体に筋組織はありません。
横隔膜や肋間筋によって、拡張・収縮して呼吸が行われます。

b 正しいです。
過度な手入れは防御機能を弱めてしまいます。

c リンパ節が集まってできた扁桃があるのは咽頭です。
気管の上部が咽頭、下部が喉頭です。

d 正しいです。
気管支の末端は球状の肺胞になっています。
肺胞の壁を介して、酸素と二酸化炭素の交換が行われます。

参考になった数43

02

解答:4

a.誤
肺には肺を動かす筋組織がなく、横隔膜や肋間筋の収縮と弛緩により呼吸が行われています。

b.正
鼻毛は、空気中の塵や、埃等を吸い込まないようにするフィルターの役目を果たしています。
また鼻汁を出すことで、鼻から入ってきたウイルスや病原菌などの異物に対して、殺菌作用や洗い流す働きがあります。

c.誤
リンパ組織が集まってできており、細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われるのは扁桃で、咽頭の後壁にあります。
咽頭に異物が到達しないよう、ここで防御します。

d.正
喉頭から肺まで続く細長い空気の通り道を気管といいます。
そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管支といい、気管支内の線毛が、体内に入ってきた異物を体外へと押し出す働きをします。

参考になった数19

03

a. ×
肺自体には、肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりはせず、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸活動が行われます。

b. ○
正しい文章です。
呼吸器は常時外気と接触するため、様々な異物や病原物質の侵入を防ぐための防御機構が備わっています。

c. ×
設問の文章は、喉頭ではなく扁桃の説明で、扁桃は咽頭の後壁にあります。

d. ○
正しい文章です。
なお、喉頭の大部分と気管、気管支には線毛があり、異物は粘液に絡め取られ、線毛の運動によって咽頭方向に排出され、唾液とともに嚥下されます。

参考になった数17