登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問38

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問題

登録販売者試験 令和元年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の副作用として現れる循環器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰(たん)などの症状を認めた場合は、鬱血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。

b  鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。

c  不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。

d  心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

うっ血性心不全とは、何らかの原因により心臓から全身に十分な血液が送れなくなった状態のことです。
顔や手足のむくみや、体重増加、食欲不振などの症状もあらわれる場合があります。

不整脈とは、心臓の脈の打ち方が乱れることの総称です。
通常より速くなれば頻脈、遅くなれば徐脈、また脈が飛ぶようであれば期外収縮と呼ばれます。

心不全は、病名ではありません。
心筋梗塞や心臓弁膜症など、心臓のさまざまな病気や高血圧が原因となって、引き起こされる状態のことです。

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02

abcd、全て正しい文章です。

高血圧や心臓病等、循環器系の疾患の診断を受けている人では、心臓や血管に悪影響を及ぼす恐れがある医薬品を使用してはなりません。
使用禁忌となっていなくても、使用しようとする人の状態等に応じて、使用の可否を慎重に判断します。

これらの点に留意して、医薬品を適正に使用した場合であっても、動悸や一過性の血圧上昇、顔のほてり等を生じることがあります。
そのような場合には、重篤な病状への進行を防ぐため、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によって医師の診療を受ける等の対応が必要です。

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03

正しい組み合わせは3です。

a~dの各文については以下のとおりです。

a.正しいです。文のとおりです。 

bの文にもありますが、鬱血性心不全は

循環がうまくいかなくなるため体内に水分がたまります。

むくみや体重増加にはその影響がありますし、

ピンク色の痰は、肺の血液貯留と関係があります。

b.正しいです。文のとおりです。

c.正しいです。文のとおりです。

d.正しいです。文のとおりです。

心不全の既往だけでなく、高血圧も含め循環器系疾患の診断を

受けている場合、使用禁忌の薬があったり、

使用上の注意の「相談すること」に該当したりする薬が数多くあります。

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