登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問62
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問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問62 (訂正依頼・報告はこちら)
かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分とその配合目的の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。
a サリチルアミド ―――――― 痰(たん)の切れを良くする
b トラネキサム酸 ―――――― 炎症による腫れを和らげる
c クレマスチンフマル酸塩 ―― 発熱を鎮め、痛みを和らげる
d クロペラスチン塩酸塩 ――― 咳(せき)を抑える
a サリチルアミド ―――――― 痰(たん)の切れを良くする
b トラネキサム酸 ―――――― 炎症による腫れを和らげる
c クレマスチンフマル酸塩 ―― 発熱を鎮め、痛みを和らげる
d クロペラスチン塩酸塩 ――― 咳(せき)を抑える
- (a、b)
- (a、c)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
熱・痛み・のどの炎症などを緩和する作用です。
b 正しいです。
トラネキサム酸は、抗炎症成分です。
ほかに同じ作用の、リゾチーム塩酸塩もあります。
c クレマスチンフマル酸塩は、抗ヒスタミン成分です。
鼻水やくしゃみを抑える作用です。
d 正しいです。
クロペラスチン塩酸塩は、中枢性非麻薬性鎮咳成分です。
ほかに咳を緩和するものとして、キサンチン系成分のジプロフィリンがあります。
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02
サリチルアミドは、風邪による発熱や頭痛、喉の痛みなどを抑える、サリチル酸系解熱鎮痛成分です。
痰の切れを良くする成分(去痰成分)には、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、ブロムへキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩などがあります。
b. ○
トラネキサム酸は、炎症による鼻や喉の腫れを抑える、抗炎症成分です。
抗炎症成分には他に、リゾチーム塩酸塩、セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン、グリチルリチン酸二カリウムなどがあります。
c. ×
クレマスチンフマル酸塩は、くしゃみや鼻水を抑える、抗ヒスタミン成分です。
抗ヒスタミン成分には他に、クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、メキタジン、ジフェンヒドラミン塩酸塩などがあります。
d. ○
正しいです。
咳を抑える鎮咳成分には他に、コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩、ノスカピン、チペピジンヒベンズ酸塩などがあります。
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03
正しいものの組み合わせは4です。
誤っているものについて補足します。
aのサリチルアミドは「発熱を鎮め、痛みを和らげる」成分、
cのクレマスチンフマル酸塩は、「くしゃみや鼻汁を抑える」成分に該当します。
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