登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問71
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問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽(そう)薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a トローチ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に速やかに行き渡るよう、噛(か)み砕いて使用されることが望ましい。
b 噴射式の液剤では、息を吐いたり、声を出しながら噴射すると、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡らないおそれがあるため、息を吸いながら噴射することが望ましい。
c 含嗽(そう)薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が高いほど十分な効果が得られるとされる。
d 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)は、体力中等度以上で、熱感と口渇が強いものの喉の渇き、ほてり、湿疹(しん)・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸虚弱で冷え症の人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
a トローチ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に速やかに行き渡るよう、噛(か)み砕いて使用されることが望ましい。
b 噴射式の液剤では、息を吐いたり、声を出しながら噴射すると、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡らないおそれがあるため、息を吸いながら噴射することが望ましい。
c 含嗽(そう)薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が高いほど十分な効果が得られるとされる。
d 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)は、体力中等度以上で、熱感と口渇が強いものの喉の渇き、ほてり、湿疹(しん)・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸虚弱で冷え症の人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:誤 c:誤 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るように、口中に含み、噛まずにゆっくりと溶かすようにして使用することが重要です。
噛み砕いて飲み込んでしまうと、その効果は期待できません。
b. ×
噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると、液剤が肺や気管支に入ってしまう恐れがあるため、軽く息を吐きながら、または声を出しながら噴射することが望ましいです。
c. ×
使用する際に水で薄める含嗽薬は、調製した濃度が高過ぎても薄過ぎても、その効果が十分に得られないため、指定通りの濃度に薄めます。
なお、含嗽薬の使用後すぐに飲食をすると、その殺菌消毒効果が薄れやすいため、食事等のタイミングに注意します。
d. ○
正しい文章です。
なお、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)は比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがありますが、処方が使用者の体質や症状に合っているかどうかなどを見極めるためにも、一定期間使用したら専門家に相談する等、症状の経過や副作用の発現に留意されることが重要です。
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02
ドロップ剤も同様です。
b 噴射(スプレー)式は、軽く息を吐くか、声を出しながら使用することが望ましいです。
c 含嗽(うがい)薬は、濃くても薄くてもその効能が弱まります。
指示された濃度で使用してください。
また、うがい直後の食事は殺菌効果を弱めることがあります。
d 正しいです。
のどの乾きに用いられる漢方です。
1ヶ月以上の比較的長期間服用することもあります。
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03
正しいものの組み合わせは1です。
a~dの各文については以下のとおりです。
a.誤りです。
文中の「嚙み砕いて」の部分が誤りです。
正しくは「噛まずにゆっくり溶かすようにして」です。
噛み砕いてしまっては咽頭部にとどまることなく、
胃の中に薬が入ってしまいます。
b.誤りです。
息を吸いながら噴射すると
薬が気管支や肺に入ってしまうおそれがあります。
軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射するほうが適切です。
c.誤りです。
濃度が濃すぎても薄すぎてもよくないです。
説明書などに書かれた適切な方法で薄めます。
d.正しいです。文のとおりです。
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