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登録販売者の過去問 令和元年度 主な医薬品とその作用 問72

問題

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胃の薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  リュウタンは、クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。

b  センブリは、味覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めることを目的として、配合されている。

c  デヒドロコール酸は、胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。

d  ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が遅くなるおそれがある。
   1 .
(a、b)
   2 .
(a、d)
   3 .
(b、c)
   4 .
(b、d)
   5 .
(c、d)
( 登録販売者試験 令和元年度 主な医薬品とその作用 問72 )
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この過去問の解説 (3件)

29
a. ×
リュウタンは、リンドウ科のトウリンドウ等の根および根茎を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を示します。
問題の文章は、ユウタン(熊胆)の説明です。ユウタンには苦味による健胃作用、消化補助の作用があります。

b. ○
センブリは、リンドウ科のセンブリの開花期の全草を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を示します。
日本薬局方収載のセンブリ末は、止瀉薬としても用いられます。

c. ○
デヒドロコール酸は、胆汁の分泌を促す作用(利胆作用)があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる、消化を補助する成分です。
他に、胆汁末や動物胆(ユウタンを含む)、ウルソデオキシコール酸なども利胆作用がありますが、肝臓病のある人では、かえって症状が悪化する恐れがあるため、使用前にその適否について、医師または薬剤師に相談することとなっています。

d. ×
ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行し、乳児の脈が速くなる(頻脈)恐れがあるため、授乳中の女性では使用を避けるか、使用中は授乳を避ける必要があります。
またロートエキスにより、母乳が出にくくなることもあります。

付箋メモを残すことが出来ます。
8
a リュウタンは、トウリンドウの根です。
ヒグマの胆汁は、ユウタンです。
苦味により、胃液の分泌を促します。

b 正しいです。
センブリはリンドウ科の花期すべてです。

c 正しいです。
肝臓の働きを助けるとも言われています。
肝臓病の診断を受けた人は、症状悪化の恐れがあるため服用には注意が必要です。

d ロートエキスは、母乳が出にくくなるおそれがあり、また乳児には、頻脈がでる可能性があります。
抗コリン作用による副作用にも、注意が必要です

3

正しいものの組み合わせは3です。

a~dの各文については以下のとおりです。

a.誤りです。「リュウタン」の部分が誤りで

正しくは「ユウタン」です。

熊は音読みで「ユウ」と読みます。

熊の胆汁で「ユウタン」です。

「リュウタン」はリンドウ科のトウリンドウ等の根

及び根茎を基原とする生薬で健胃作用を期待して用いられます。

b.正しいです。文のとおりです。

c.正しいです。文のとおりです。

d.誤りです。文中の「乳児の脈が遅くなる」が誤りで、

正しくは「乳児の脈が速くなる」です。

ロートエキスはdにあるように授乳中の方はもちろん、

そのほか、排尿困難の症状がある人、心臓病、

緑内障の診断を受けた人に対しても症状悪化のおそれがあり、

注意の必要な薬です。

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