登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問83
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問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問83 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒(かゆ)み、排尿困難、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、尿漏れに適すとされるが、胃腸の弱い人、下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢の副作用が現れるおそれがあるため使用を避ける必要があり、また、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、のぼせ、動悸(き)等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒(かゆ)み、排尿困難、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、尿漏れに適すとされるが、胃腸の弱い人、下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢の副作用が現れるおそれがあるため使用を避ける必要があり、また、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、のぼせ、動悸(き)等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
- 六味丸(ろくみがん)
- 猪苓湯(ちょれいとう)
- 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
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この過去問の解説 (3件)
01
文章で説明されているのは、2. 八味地黄丸についてです。
1. 牛車腎気丸
内容はほぼ八味地黄丸と同じですが、しばりが強くありません。
胃腸が弱く下痢のしやすい人でも、不向き程度です。
3. 六味丸
体力中等度以下で、手足のほてる人が目安です。
不向きな人は、上記と大差ありません。
4. 猪苓湯
体力に関わらず使用できます。
5. 竜胆瀉肝湯
体力中等度以上が目安になります。
尿の濁りやこしけにも、対応しています。
胃腸が弱く下痢をしやすい人には、不向きとされています。
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02
八味地黄丸は、加齢による排尿障害によく用いられる処方で、四肢が冷えやすい人の排尿困難、頻尿や、高齢者のかすみ目、夜間尿等に適するとされています。
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03
最も適切なものは2です。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。
牛車腎気丸は、多尿が該当しません。
多尿以外の「適す」は問題文と同じです。
「不向き」についても同じです。
牛車腎気丸ではまれに重篤な副作用として、
肝機能障害、間質性肺炎が報告されています。
3.誤りです。
六味丸は、体力中程度以下というのは問題文と同じですが、
「疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、
口喝があるものの排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、痒み、
夜尿症、しびれに適す」とされています。
不向きに関しても問題文と異なり「胃腸が弱く下痢しやすい人では、
不快感、腹痛、下痢などの副作用が現れやすい」となっています。
4.誤りです。
猪苓湯は「体力に関わらず、排尿異常があり、
特に口が渇くものの排尿困難、排尿痛、
残尿感、頻尿、むくみに適す」ものです。
5.誤りです。
竜胆瀉肝湯の適すは「体力中等度以上で、
下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、
残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿」です。
また、「胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、
下痢等の副作用が現れやすい等」不向きとされています。
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