登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問82

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問題

登録販売者試験 令和元年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問82 (訂正依頼・報告はこちら)

外用痔(じ)疾用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  ジブカイン塩酸塩が配合された坐剤及び注入軟膏では、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。

b  痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、アラントインが用いられる。

c  ステロイド性抗炎症成分が配合された坐剤及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。

d  シコンはシソ科のコガネバナの根を基原とする生薬で、止血効果を期待して用いられる。
  • a:正  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:正  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

a 正しいです。
アナフィラキシーショックは、すべての医薬品で起こり得ます。

b 正しいです。
アラントインは、組織修復成分です。

c 正しいです。
ステロイド剤の配合された医薬品は、長期連用を避ける必要があります。

d シコンはムラサキ科のムラサキの根の生薬です。
新陳代謝促進や殺菌、抗炎症に用いられ、痔だけでなく口内炎にも適用されます。

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02

a. ○
局所麻酔成分のジブカイン塩酸塩、リドカイン、リドカイン塩酸塩、アミノ安息香酸エチルが配合された坐剤や注入軟膏では、稀にアナフィラキシーショックを起こすことがあります。

b. ○
組織修復成分であるアラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート(アルクロキサ)は、痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して配合されます。

c. ○
ステロイド性抗炎症成分は、抗炎症作用が強い副腎皮質ホルモンに似せて作られた成分で、炎症を抑える効果が強いですが、末梢組織の免疫機能を低下させる等の副作用があるため、その含有量によらず、長期連用を避ける必要があります。

d. ×
シコン(紫根)は、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、新陳代謝促進、殺菌、抗炎症等の作用を期待して用いられます。
なお、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬はオウゴンで、抗炎症作用を期待して用いられます。

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03

正しいものの組み合わせは5です。

a~dの各文については以下のとおりです、

a.正しいです。文のとおりです。

同様の危険性があるものとして、リドカイン、

リドカイン塩酸塩、アミノ安息香酸エチルがあります。

b.正しいです。文のとおりです。

同様の効果のあるものとして、

アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネートがあります。

c.正しいです。文のとおりです。

d.誤りです。

シコンは、漢字で書くと紫根です。

ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、

新陳代謝の促進、殺菌、抗炎症等の作用を期待し

て用いられます。

シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬は

「オウゴン」で、主に抗炎症作用を期待して用いられます。

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