登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問100
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問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問100 (訂正依頼・報告はこちら)
一般用検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 一般用検査薬には、悪性腫瘍の検査が可能なものがあり、薬局で購入することができる。
b 対象とする生体物質を特異的に検出するように設計されていることから、正しい方法で検体を採取し、一般用検査薬を正しく使用すれば、擬(ぎ)陰性・擬(ぎ)陽性を完全に排除することができる。
c 尿タンパク検査の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とする。
d 妊娠検査薬は、尿中のエストラジオールの有無を調べるものである。
a 一般用検査薬には、悪性腫瘍の検査が可能なものがあり、薬局で購入することができる。
b 対象とする生体物質を特異的に検出するように設計されていることから、正しい方法で検体を採取し、一般用検査薬を正しく使用すれば、擬(ぎ)陰性・擬(ぎ)陽性を完全に排除することができる。
c 尿タンパク検査の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とする。
d 妊娠検査薬は、尿中のエストラジオールの有無を調べるものである。
- a:正 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
b できません。
検出反応を妨害する物質の影響や、他の物質との非特異的な反応などは、完全には排除できないからです。
c 正しいです。
尿タンパクは起床直後、尿糖は食後1〜2時間等、検査薬の使用方法に従って採尿します。
d 妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)を検出します。
検査には、起床直後の尿が望ましいです。
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02
悪性疾患、心筋梗塞や遺伝性疾患など、重大な疾患の診断に係る検査は、一般用検査薬では検査することができません。
b. ×
生体から採取した検体には、検査対象の物質と化学構造がよく似た物質や、予期しない妨害物質が混在していることがあるため、いかなる検査薬でも、擬陽性・擬陰性を完全に排除することは困難とされています。
c. ○
尿中の成分の濃度は、食事や発汗、水分摂取など、多くの要因の影響を受け、またその時の尿量によって、濃度が大きく異なるため、随時尿でのタンパク質量の検査は困難とされています。
d. ×
妊娠検査薬は、エストラジオールではなく、尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の有無を調べる検査薬です。
hCGは妊娠4週頃から尿中にも出始め、妊娠していない女性では通常作られないホルモンのため、このhCGの有無を調べることで、妊娠しているかを調べます。
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03
正しい組み合わせは4です。
a~dの各文については以下のとおりです。
a.誤りです。
悪性腫瘍、心筋梗塞や遺伝性疾患など
重大な疾患の診断に関係するものは一般用検査薬の対象外です。
b.誤りです。
正しい方法で検査を行っても擬陽性、擬陰性を示すことがあります。
生体から採取された検体には予期しない妨害物質や
化学構造がよく似た物質が混在していることがあるからです。
c.正しいです。文のとおりです。
d.誤りです。
エストラジオールではなく、ゴナドトロピンです。
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