登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問113
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問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問113 (訂正依頼・報告はこちら)
次のような相談を受けた登録販売者の対応について、不適切なものの組合せはどれか。
<相談内容>
10歳の娘に、くしゃみ、咳(せき)、頭痛などのかぜの症状が出たので、1週間前から一般用医薬品のかぜ薬Ⅹを服用させている。しかし、昨晩から娘の両眼が充血し、今朝になって、かぜ薬Ⅹを服用させる前には無かった発疹や火傷様の水疱(ほう)が全身にできており、体温を測ったところ、39.5℃に上がっていた。どうしたらよいか。
a 高熱が出ているため、解熱鎮痛効果のある小児用の一般用医薬品の服用を勧める。
b 両眼が充血しているため、ビタミンAが配合された点眼薬の使用を勧める。
c 副作用の可能性があるため、一般用医薬品のかぜ薬Ⅹの服用を中止するよう勧める。
d 全身に発疹や火傷様の水疱(ほう)ができているため、直ちに皮膚科の専門医を受診するよう勧める。
<相談内容>
10歳の娘に、くしゃみ、咳(せき)、頭痛などのかぜの症状が出たので、1週間前から一般用医薬品のかぜ薬Ⅹを服用させている。しかし、昨晩から娘の両眼が充血し、今朝になって、かぜ薬Ⅹを服用させる前には無かった発疹や火傷様の水疱(ほう)が全身にできており、体温を測ったところ、39.5℃に上がっていた。どうしたらよいか。
a 高熱が出ているため、解熱鎮痛効果のある小児用の一般用医薬品の服用を勧める。
b 両眼が充血しているため、ビタミンAが配合された点眼薬の使用を勧める。
c 副作用の可能性があるため、一般用医薬品のかぜ薬Ⅹの服用を中止するよう勧める。
d 全身に発疹や火傷様の水疱(ほう)ができているため、直ちに皮膚科の専門医を受診するよう勧める。
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、c)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
解答:(a、b)
a.不適切
スティーブンス・ジョンソン症候群は、風邪薬などを服用した際の皮膚症状を中心とする副作用です。発熱や発疹、全身に火傷のような水ぶくれが生じます。市販薬を勧めるのは不適切です。
b.不適切
スティーブンス・ジョンソン症候群では、口や両眼などの粘膜も炎症を起こし、充血してきます。最悪の場合、失明することもあります。点眼薬の使用を勧めるのは適切ではありません。
c.適切
スティーブンス・ジョンソン症候群は人口100万人あたり年間1~6人と滅多に起きる副作用ではありませんが、発生機序がわからないため、早期発見・早期対応が重要です。副作用が疑われる場合は、直ちに使用を中止するよう勧めます。
d.適切
症状が出た場合は直ちに皮膚科の専門医を受診するよう勧めます。
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02
b 一般用医薬品を服用していても症状が改善していないので、さらに追加するのではなく受診をすすめます。
c 正しいです。
副作用の可能性はその場では否定できないので、まず一般用医薬品の服用を中止することをすすめ、その後受診をすすめます。
d 正しいです。
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03
正答:(a、b)
問題の文章では、その症状と経過から、医薬品による副作用の可能性が考えられます。
従って、その原因と考えられる医薬品の服用を中止し、速やかに病院を受診するよう勧めます。
この段階では、一般用医薬品で治療しようとするのは適切ではなく、医師の診療を受けるべきです。
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