登録販売者の過去問
令和4年度（東京都）
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問16

a【〇】　一般用医薬品にも、使用すればドーピングに該当する成分を含んだものがあります。スポーツ競技者から相談があった場合は、専門知識を有する薬剤師などへの確認が必要となります。

b【〇】　セルフメディケーションの主体は一般の生活者であるため、登録販売者は、常に正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されています。

c【〇】　問題文の通りです。また、高熱や激しい腹痛、患部が広範囲など症状が重度である場合も一般用医薬品の対処範囲外となります。

正解です。

・一般用医薬品にも使用すればドーピングに該当する成分を含んだものがあるため、専門知識を有する薬剤師などへの確認が必要です。

・一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されています。

・一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わってくるものであり、乳幼児や妊婦等では、通常の成人の場合に比べ、その範囲は限られてきます。

ａ：日本薬剤師会では、意図しないドーピングの防止を目的として薬剤師のアンチ・ドーピング活動への参加を進めており、国体開催地の薬剤師会が行うアンチ・ドーピング活動への協力をおこなっています。

ｂ：登録販売者には、適切なセルフメディケーションの普及定着や医薬品の適正使用の推進のため、それらの活動に積極的に参加・協力することが期待されています。

ｃ：医薬品は、乳幼児や高齢者、妊婦などさまざまな年代や状態の人が使用します。それぞれの人に合わせた配慮が必要です。