登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問17

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品の販売時のコミュニケーションにおいて、医薬品の販売等に従事する専門家として留意すべき事項に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しく、コミュニケーションが成立しがたい場合であっても、購入者側から医薬品の使用状況に係る情報をできる限り引き出し、可能な情報提供を行っていくためのコミュニケーション技術を身につけるべきである。
b  購入者等が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮することが重要である。
c  購入者等があらかじめ購入する医薬品を決めている場合は、購入者等の個々の状況把握に努める必要はない。
d  購入者等の状況を把握するため購入者等に尋ねる場合は、一般用医薬品の使用状況のみを簡潔に確認するよう努める必要がある。
  • (a,b)
  • (a,c)
  • (a,d)
  • (b,c)
  • (c,d)

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この過去問の解説 (3件)

01

一般用医薬品の販売時のコミュニケーションにおいて、医薬品の販売等に従事する専門家として留意すべき事項に関する問題です。

選択肢1. (a,b)

a【〇】 購入者の購入の動機が漫然としていたり、情報提供を受けようとする意識が乏しい場合があるため、できる限り情報を引き出し、可能な情報提供を行っていく姿勢が重要となります。

b【〇】 販売数量は一時期に使用する必要量とするなど、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるように配慮する必要があります。

c【×】 登録販売者は、購入者等のニーズ購入の動機など、個々の状況把握に努める必要があります。

d【×】 一般用医薬品の使用状況だけでなく、医療機関で治療を受けているか、また、相互作用飲み合わせで問題が生じる恐れのある医薬品や食品を摂取していないかを確認する必要があります。

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02

これは一般用医薬品の販売時のコミュニケーションについての問題です。

選択肢1. (a,b)

a:購入者自身、何を期待して医薬品を購入するのか漠然としている場合もあるため、注意が必要です。

b:医薬品の販売に従事する専門家においては、必要以上の大量購入や頻回購入などを試みる不審な購入者等には慎重に対処する必要があります。

c:購入者等があらかじめ購入する医薬品を決めている場合であっても、購入者等の個々の状況把握に努める必要があります。

d:購入者等の状況を把握するため購入者等に尋ねる場合は、一般用医薬品の使用状況だけでなく、購入の動機や症状の有無などを確認するよう努める必要があります。

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03

医薬品販売時のコミュニケーションについての問題です。

選択肢1. (a,b)

正解です。

・購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい等の場合であっても、可能な情報提供を行っていくためのコミュニケーション技術が必要になります。

・販売数量は一時期に使用する必要量とするなど、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮することも重要です。

・購入者等があらかじめ購入する医薬品を決めていることも多いですが、宣伝広告や販売価格等に基づいて漠然と選択していることも少なくないため、個々の状況把握に努める必要があります。

・一般用医薬品の使用状況だけではなく、医療機関での治療歴等を確認するよう努める必要があります。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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