登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問9
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問題
登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
鎮咳(がい)去痰(たん)薬に用いられる痰の切れを良くする成分(去痰成分)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a グアイフェネシンは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする。
b エチルシステイン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液の分泌を促進させる。
c カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。
d ブロムヘキシン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示す。
a グアイフェネシンは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする。
b エチルシステイン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液の分泌を促進させる。
c カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。
d ブロムヘキシン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示す。
- (a,b)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (c,d)
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この過去問の解説 (3件)
01
鎮咳去痰薬の成分に関する問題です。
a【×】 グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用があります。粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするのはカルボシステインです。
b【×】 エチルシステイン塩酸塩は、痰の粘り気を減少させる去痰成分です。
気道粘膜からの粘液の分泌を促進させるのはグアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウムです。
c【〇】 カルボシステインは、痰の粘り気を減少させる去痰成分です。
d【〇】 ブロムヘキシン塩酸塩には、気道粘膜からの分泌促進作用、溶解低分子化作用、線毛運動促進作用があります。
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02
鎮咳去痰薬には、咳を鎮める成分、気管支を拡げる成分、去痰成分(痰の切れを良くする成分)、気道の炎症を和らげる成分等を組み合わせて配合されています。
正解です。
・グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示します。
・エチルシステイン塩酸塩は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・ 低分子化して粘性を減少させます。
・カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・ 低分子化して粘性を減少させます。
・ブロムヘキシン塩酸塩は、分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示します。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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03
これは鎮咳去痰薬に用いられる痰の切れを良くする成分(去痰成分)についての問題です。
a:グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液分泌の促進作用を持ちます。
粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするのは、カルボシステインです。
b:エチルシステイン塩酸塩は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させます。
気道粘膜からの粘液の分泌を促進させるのは、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウムです。
c:選択肢のとおりです。
また、カルボシステインは粘液成分の含量比を調整し、痰の切れを良くする作用もあります。
d:選択肢のとおりです。
ブロムヘキシン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液分泌を促したり、痰の中の粘性タンパク質の粘り気を減少させたりすることで、痰の切れをよくします。
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