問題
a タンニン酸ベルベリンは、タンニン酸(収斂(れん)作用)とベルベリン(抗菌作用)の化合物であり、消化管内ではタンニン酸とベルベリンに分かれて、それぞれ止瀉(しゃ)に働くことを期待して用いられる。
b 沈降炭酸カルシウムは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として配合されている場合がある。
c センノシドは、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉(しゃ)下作用をもたらすと考えられている。
d 次硝酸ビスマスは、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。