登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問14
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問題
登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔(おう)吐や発熱を伴う等の場合は、胃腸鎮痛鎮痙薬を用い、受診勧奨はしなくてよい。
b 胃腸鎮痛鎮痙薬に配合されている成分は、胃腸以外に対する作用も示すものがほとんどであり、複数の胃腸鎮痛鎮痙薬が併用された場合、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する作用(副作用)が現れやすくなる。
c オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。
d パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣(けいれん)を鎮める作用を示すが、抗コリン成分と異なり、眼圧を上昇させる作用はない。
a 痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔(おう)吐や発熱を伴う等の場合は、胃腸鎮痛鎮痙薬を用い、受診勧奨はしなくてよい。
b 胃腸鎮痛鎮痙薬に配合されている成分は、胃腸以外に対する作用も示すものがほとんどであり、複数の胃腸鎮痛鎮痙薬が併用された場合、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する作用(副作用)が現れやすくなる。
c オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。
d パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣(けいれん)を鎮める作用を示すが、抗コリン成分と異なり、眼圧を上昇させる作用はない。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
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この過去問の解説 (3件)
01
これは胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分についての問題です。
a:痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔吐や発熱を伴う、下痢や血便・血尿を伴う、原因不明の痛みが30分以上続く等の場合は、受診勧奨とされます。
b:また、抗コリン成分が含まれるものや、抗コリン作用をもつ抗ヒスタミン成分が含まれているものと胃腸鎮痛鎮痙薬の併用は、抗コリン作用が増強され、排尿困難、目のかすみや異常なまぶしさなどの副作用が現れやすくなります。
c:オキセサゼインは、消化管の粘膜および平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙効果や、胃液分泌を抑える作用を期待して配合されています。
d:パパベリン塩酸塩は、自律神経系を介した作用ではありませんが、眼圧を上昇させる作用を示します。
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02
胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分についての問題です。
正解です。
・痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔吐や発熱を伴う、下痢や血便・血尿を伴う、原因不明の痛みが30分以上続く等の場合には、基本的に医療機関を受診するなどの対応が必要です。
・胃腸鎮痛鎮痙薬に配合されている成分は、胃腸以外に対する作用も示すものがほとんどであり、複数の胃腸鎮痛鎮痙薬が併用された場合、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する作用(副作用)が現れやすくなります。
・オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用されます。
・パパベリン塩酸塩は、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られています。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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03
胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する問題です。
a【×】 痛みが次第に強くなる、痛みが周期的に現れる、嘔吐や発熱を伴う、30分以上続く原因不明の痛み、血尿を伴う等の場合は医療機関への受診を勧奨します。
b【〇】 複数の胃腸鎮痛鎮痙薬が併用された場合、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する副作用が現れやすくなります。
また抗コリン成分が配合されている場合は、かぜ薬、乗り物酔い防止薬、鼻炎用内服薬等との併用により副作用が現れやすくなります。
c【〇】 オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用されます。
d【×】 パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接作用し胃腸の痙攣を鎮めます。なお、胃液分泌を抑える作用はありません。
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