登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問27
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問題
登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
きず口等の殺菌消毒薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a アクリノールは、真菌、結核菌、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示すが、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌に対しては効果がない。
b ポビドンヨードは、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示す。
c オキシドールの作用は持続的で、組織への浸透性は高い。
d ベンザルコニウム塩化物は、石けんとの混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石けんで洗浄した後に使用する場合には、石けんを十分に洗い流す必要がある。
a アクリノールは、真菌、結核菌、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示すが、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌に対しては効果がない。
b ポビドンヨードは、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示す。
c オキシドールの作用は持続的で、組織への浸透性は高い。
d ベンザルコニウム塩化物は、石けんとの混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石けんで洗浄した後に使用する場合には、石けんを十分に洗い流す必要がある。
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
殺菌消毒薬は、小さな切り傷、擦り傷などの創傷面の可能を防止すること、もしくは手指や皮膚の消毒を目的として使用される一般用医薬品です。
a【×】 アクリノールは、主に連鎖球菌、黄色ブドウ球菌に対して殺菌作用があります。真菌、結核菌、ウイルスに対する殺菌作用はありません。
b【〇】 ポピドンヨードは、ヨウ素による酸化作用により、細菌、真菌、結核菌、ウイルスに対して殺菌作用があります。
c【×】 オキシドールは、創傷や潰瘍などの消毒に用いられます。持続性は乏しく、組織への浸透性も低い殺菌消毒薬です。
d【〇】 ベンザルコニウム塩化物は、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下するため、石鹸分をよく洗い流してから使用します。
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02
これは傷口等の殺菌消毒薬の配合成分についての問題です。
a:アクリノールは、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がありません。
b:選択肢のとおりです。
使用時は誤って原液を口腔粘膜に適用しないよう注意が必要です。
c:オキシドールの作用の持続性は乏しく、組織への浸透性も低いです。
オキシドールは、一般細菌類の一部に対する殺菌消毒作用を示しますが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がありません。
d:選択肢のとおりです。
ベンザルコニウム塩化物は、細菌類、真菌類に有効ですが、結核菌やウイルスには効果がありません。
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03
きず口等の殺菌消毒薬の配合成分に関する問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.誤りです。
効果があるものの記述が逆です。
連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌に対して
殺菌消毒作用はありますが、真菌、ウイルス、
結核菌に対して効果がないです。
b.正しいです。文のとおりです。
c.誤りです。
作用の持続性に乏しく、組織への浸透性は低いです。
オキシドールは過酸化水素水です。
オキシドールの効果は、
過酸化水素の分解に伴って発生する活性酸素による酸化と
発生する酸素による泡立ちによる物理的な洗浄効果だからです。
d.正しいです。文のとおりです。
以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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