登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問34

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

次の表は、ある一般用医薬品の滋養強壮保健薬に含まれている成分の一覧である。この滋養強壮保健薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

2錠中
リボフラビンリン酸エステルナトリウム 38mg
ピリドキシン塩酸塩          50mg
チアミン硝化物            20mg
ニコチン酸アミド           40mg
パントテン酸カルシウム        20mg

a  ビタミンB12が含まれている。
b  ピリドキシン塩酸塩は、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康を維持する。
c  服用により、尿が黄色くなることがある。
d  主に虚弱体質、妊娠・授乳期の骨歯の脆(ぜい)弱予防に用いられる。
  • (a,b)
  • (a,c)
  • (a,d)
  • (b,c)
  • (c,d)

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この過去問の解説 (3件)

01

これは滋養強壮保健薬に含まれる成分についての問題です。

選択肢4. (b,c)

a:リボフラビン類はビタミンB2、ピリドキシンはビタミンB6、チアミン類はビタミンB1、ニコチン酸類はビタミンB3、パントテン酸はビタミンB5です。

ビタミンB12であるコバラミン類は含まれていません。

b:ピリドキシンはタンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要です。

c:ビタミンB2であるリボフラビン類の摂取により、尿が黄色くなることがあります。

d:主に虚弱体質、妊娠・授乳期の骨歯の脆弱予防に用いられるのはカルシウムです。

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02

滋養強壮保健薬の成分に関する問題です。

選択肢4. (b,c)

a【×】 シアノコバラミンヒドロキソコバラミン塩酸塩が配合されていないため、ビタミンB12は含まれません。

b【〇】 ピリドキシン塩酸塩は、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康を維持する作用があります。

c【〇】 リボフラビンリン酸エステルナトリウムは黄みを帯びた栄養素であるため、服用により尿が黄色くなることがあります。

d【×】 肌あれにきび口内炎の緩和疲労改善の効果を目的とした滋養強壮保健薬です。

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03

滋養強壮保健薬の配合成分等に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

  ビタミンB12の成分はシアノコバラミン、

  ヒドロキソコバラミン塩酸塩です。

  これらの名称は一覧に含まれていません。

  ちなみに「リボフラビンリン酸エステルナトリウム」は

  ビタミンB2、「ピリドキシン塩酸塩」はビタミンB6、

  「チアミン硝化物」はビタミンB1です。

 

b.正しいです。

  先に述べましたが、

  「ピリドキシン塩酸塩」はビタミンB6です。

  ビタミンB6の働きとして正しいです。

 

c.正しいです。

  先に述べましたがビタミンB2が含まれています。

  文のとおりです。

 

d.誤りです。

  この説明は、カルシウム主薬製剤の説明です。

  この問題の成分で一番多いものは「ピリドキシン塩酸塩」で、

  ビタミンB6主薬製剤になります。

  ビタミンB6主薬製剤は、口角炎、口唇炎、口内炎、舌の炎症、

  湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、にきび、吹き出物、肌荒れ、

  手足のしびれ症状の緩和といったものが効果として期待されます。

 

以上を踏まえ、選択肢をみていきましょう。

選択肢4. (b,c)

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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