登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問36

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

生薬成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  アセンヤクは、アカネ科の Uncaria gambir Roxburgh の葉及び若枝から得た水製乾燥エキスを基原とする生薬で、整腸作用を期待して配合されている場合がある。
b  サンザシは、バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの樹皮を基原とする生薬で、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる。
c  ソウハクヒは、クワ科のマグワ根皮を基原とする生薬で、尿路の殺菌消毒効果を期待して配合されている場合がある。
d  ヨクイニンは、イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とする生薬で、肌荒れやいぼに用いられる。
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

生薬成分に関する問題です。

選択肢5. a:正  b:誤  c:誤  d:正

a【〇】 アセンヤクは、アカネ科の Uncaria gambir Roxburgh の葉及び若枝から得た水製乾燥エキスを基原とする生薬で、整腸作用を期待して配合されています。

b【×】 サンザシは、バラ科のサンザシまたはオオミサンザシの偽果をそのまま、または縦切・横切したものを基原とする生薬で、健胃消化促進の作用を期待して配合されています。

c【×】 ソウハクヒは、クワ科のマグワの根皮を基原とする生薬成分で、利尿作用を期待して配合されています。

d【〇】 ヨクイニンは、イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とする生薬で、肌荒れいぼに用いられています。

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02

これは生薬成分についての問題です。

選択肢5. a:正  b:誤  c:誤  d:正

a:選択肢のとおりです。

アセンヤクは、口腔清涼剤の原料や止瀉剤、整腸薬として用いられます。

b:サンザシは、バラ科のサンザシ又はオオミサンザシの偽果をそのまま、または縦切りもしくは横切りしたものを基原とし、健胃、消化促進などの作用が期待されます。

c:ソウハクヒは、尿量増加(利尿)作用を期待して配合されます。

日本薬局方収載のソウハクヒは、煎薬として尿量減少に用いられます。

d:選択肢のとおりです。

ビタミンB2主薬製剤やビタミンB6主薬製剤、瀉下薬などの補助成分として配合される場合もあります。

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03

生薬成分に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。文のとおりです。

 

b.誤りです。

「サンザシ」は、

バラ科のサンザシ又はオオミサンザシの偽果を基原としたもので、

健胃、消化促進の作用を期待して用いられます。

 

c.誤りです。

文中の「尿路の殺菌消毒効果」の部分が誤りです。

正しくは「利尿効果」です。

 

d.正しいです。文のとおりです。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢5. a:正  b:誤  c:誤  d:正

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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