登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問39

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  ノミは、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。
b  シラミは、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理などの物理的方法では防除できないため、医薬品による防除が必要である。
c  蒸散剤は、容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に全量放出させるものである。
d  ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6ヶ月未満の乳児について、顔面への使用を避け、1日の使用限度(1日1回)を守って使用する必要がある。
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

衛生害虫及び殺虫剤忌避剤は、衛生害虫の防除を目的としており、医薬品または医薬部外品として販売されています。

選択肢1. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

a【〇】 ノミは、ペストを媒介する衛生害虫であり、吸血された際に痒みが生じます。

 

b【×】 シラミの防除には医薬品を使用する方法以外にも、散髪洗髪入浴による除去、衣服の熱湯処理などの物理的方法も効果的です。

 

c【×】 問題文の説明は燻蒸剤のものです。蒸散剤加熱または常温で徐々に殺虫成分が揮散するようになっているもののことです。

 

d【×】 忌避剤は生後6か月未満の乳幼児に使用してはなりません

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02

これは衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤についての問題です。

選択肢1. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

a:衛生害虫とは、疾病を媒介したり、飲食物を汚染するなどして保健衛生上の害を及ぼす昆虫などのことです。

b:シラミに対し、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理などの物理的方法による防除は有効です。

c:これは、燻蒸剤の説明です。

蒸散剤は、殺虫成分を基材に混ぜて整形し、加熱したとき、または常温で徐々に揮散するようにした製品です。

d:ディートを含有する忌避剤は、生後6ヶ月未満の乳児への使用は避ける必要があります。

生後6ヶ月から12歳未満までの小児には、顔面への使用を避け、1日の使用限度(6ヶ月以上2歳未満1日1回、2歳以上12歳未満1日1~3回)を守って使用します。

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03

衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤に関する問題です。

 

まず,a~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。文のとおりです。

 

b.誤りです。

  文中の「物理的方法では防除できない」という部分が誤りです。

  散髪、洗髪、入浴や衣服の熱湯処理など物理的方法による防除も有効です。

 

c.正しいです。文のとおりです。

 

d.誤りです。

  生後6ヶ月未満の乳児に対しては、

  顔面だけでなく全面的に使用を避けなければなりません。

  外国での動物実験で、神経毒性が示唆されているからです。

  顔面への使用を避け、

  1日1回の使用限度を守らなければならないのは、

  生後6ヶ月以上2歳未満の乳幼児です。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:誤

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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