登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問4
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問題
登録販売者試験 令和4年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次の医薬品成分のうち、一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「15歳未満の小児」と記載することとされている成分として、正しいものの組合せはどれか。
a アセトアミノフェン
b チペピジンヒベンズ酸塩
c サザピリン
d プロメタジンメチレンジサリチル酸塩
a アセトアミノフェン
b チペピジンヒベンズ酸塩
c サザピリン
d プロメタジンメチレンジサリチル酸塩
- (a,b)
- (a,c)
- (b,c)
- (b,d)
- (c,d)
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この過去問の解説 (3件)
01
15歳未満の小児が使用した際に、特異的な有害作用が起こる可能性のある成分に関する問題です。
a【×】 アセトアミノフェンは、アスピリン喘息を引き起こす恐れがあるため、「本剤またはほかの風邪薬、解熱鎮痛薬を使用して喘息を起こしたことがある人」は使用してはならないとされています。
b【×】 チペピジンヒベンズ酸塩は、重篤なアレルギー性の副作用が生じる恐れがあるため、「本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人」は使用してはならないとされています。
c【〇】 サザピリンは、外国においてライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、15歳未満の小児に使用してはなりません。
d【〇】 プロメタジンメチレンジサリチル酸塩などのプロメタジンを含む成分は、外国において乳児突然死症候群(SIDS)や、乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制が現れたという報告があるため、15歳未満の小児に使用してはなりません。
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02
これは医薬品の適正使用情報についての問題です。
a:アセトアミノフェンは、解熱鎮痛成分で、記載はありません。
b:チペピジンヒベンズ酸塩は、非麻薬性鎮咳成分で、記載はありません。
c:サザピリンは、解熱鎮痛成分です。外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されています。
ライ症候群とは、主に小児が水痘やインフルエンザなどのウイルス性疾患の発病中に、激しい嘔吐や意識障害、痙攣などの急性脳症の症状を起こすことです。
d:プロメタジンを含む成分は、抗ヒスタミン成分です。
外国において、乳児突然死症候群、乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制が現れたとの報告があります。
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03
「15歳未満の小児」が「使用(服用)しないこと」とされている医薬品についての問題です。
正解です。
アスピリン、アスピリンアルミニウム、サザピリン、プロメタジンメチレンジサリチル酸塩、サリチル酸ナトリウムは、15歳未満の小児は使用しないことととされています。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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