問題
a 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。
b 小児は、血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすい。
c 小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄(せつ)に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある。
d 「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)において、おおよその目安として、小児は5歳以上、15歳未満との年齢区分が用いられている。