登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問6

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

泌尿器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
b  腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
c  副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
d  女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱(ぼうこう)まで感染を生じやすい。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

泌尿器系に関する問題です。

各選択肢をみながら、解説と照らし合わせてみましょう。

 

 

a. 腎小体では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾(ろ)過され、 原尿として尿細管へ入る。そのほか、血球やタンパク質以外の血漿(しょう)成分も、腎小体で濾(ろ)過される。尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。その結果、老廃物が濃縮され、余分な水分、電解質とともに最終的に尿となる。

 

これにより、「腎小体」→「尿細管

 

よって、この選択肢は誤りです。

 

 

 

b. 腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。

 

これにより、この選択肢は正解です。

 

 

 

c. 副腎髄質では、自律神経系に作用するアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン(ノルエピネフリン)が産生・分泌される。

 

これにより、「副腎皮質」→「副腎髄質

 

よって、この選択肢は誤りです。

 

 

 

d. 女性は尿道が短いため、 細菌などが侵入したとき膀胱(ぼうこう)まで感染を生じやすい。 

 

これにより、この選択肢は正解です。

選択肢1. (a、b)

誤りです。

 

正解は、(b、d)です。

選択肢2. (a、c)

誤りです。

 

正解は、(b、d)です。

選択肢3. (a、d)

誤りです。

 

正解は、(b、d)です。

選択肢4. (b、d)

正解の選択肢です。

選択肢5. (c、d)

誤りです。

 

正解は、(b、d)です。

まとめ

解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。


 

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02

泌尿器系に関する問題です。

 

まずa~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

    文頭の「腎小体」が誤りで、正しくは「尿細管」です。
    腎小体では、血液中の老廃物などをろ過し、原尿が作られます。

 

b.正しいです。文のとおりです。

 

c.誤りです。

     副腎皮質では「副腎皮質ホルモン」が産生、分泌されます。

     アドレナリンとノルアドレナリンが産生、分泌するのは「副腎髄質」です。

 

d.正しいです。文のとおりです。

 

以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。

 

選択肢4. (b、d)

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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03

泌尿器系についての問題です。

選択肢4. (b、d)

正解です。

 

・尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収されます。

 

・腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌します。

 

・副腎髄質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌されます。

 

・女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすいです。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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