登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問11
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問題
登録販売者試験 令和5年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
脳や神経系の働きに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
b 延髄は、多くの生体の機能を制御する部位であるが、複雑な機能の場合はさらに上位の脳の働きによって制御されている。
c 末梢神経系は、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。
d 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。
a 脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
b 延髄は、多くの生体の機能を制御する部位であるが、複雑な機能の場合はさらに上位の脳の働きによって制御されている。
c 末梢神経系は、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。
d 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。
- (a、b)
- (a、c)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
脳や神経系の働きに関する問題です。
各選択肢をみながら、解説と照らし合わせてみましょう。
a. 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。
これにより、「脊髄」→「延髄」
よって、この選択肢は誤りです。
b. 延髄は多くの生体の機能を制御する部位であるが、複雑な機能の場合はさらに上位の脳の働きによって制御されている。
これにより、この選択肢は正解です。
c. 脳や脊髄から体の各部へと伸びている末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。
これにより、この選択肢は正解です。
d. 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。
これにより、「副交感神経」→「交感神経」
もしくは、「ノルアドレナリン」→「アセチルコリン」
よって、この選択肢は誤りです。
誤りです。
正解は、(b、c)です。
誤りです。
正解は、(b、c)です。
正解の選択肢です。
誤りです。
正解は、(b、c)です。
誤りです。
正解は、(b、c)です。
解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。
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02
脳や神経系の働きに関する問題です。
まずa~dについてみていきましょう。
a.誤りです。
文頭の「脊髄」が誤りで、正しくは「延髄」です。
心臓中枢、呼吸中枢があるのは延髄です。
脊髄は、脳と末梢の間で刺激を伝える役割を果たします。
b.正しいです。文のとおりです。
c.正しいです。文のとおりです。
d.誤りです。
「ノルアドレナリン」が誤りで、正しくは「アセチルコリン」です。
ノルアドレナリンは交感神経の節後線維の末端です。
なお、節後線維とは、効果器に近い方の神経線維を言い、
脳に近い方の神経線維は節前線維と言います。
以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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03
脳や神経系の働きについての問題です。
正解です。
・延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等があります。
・延髄は多くの生体の機能を制御する部位ですが、複雑な機能の場合はさらに上位の脳の働きによって制御されています。
・末梢神経系は、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類されます。
・副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンです。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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