登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問18

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。
b  主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、手足のしびれ、むくみ(浮腫)等がある。
c  病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣(けいれん)等を生じる。
d  複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する問題です。

各選択肢をみながら、解説と照らし合わせてみましょう。

 

 

a. 偽アルドステロン症は、体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。

 

副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。

 

これにより、「増加することにより」→「増加していないにもかかわらず

 

よって、この選択肢は誤りです。

 

 

 

b. 主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦(けん)怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔 (おう )吐がある。

 

これにより、この選択肢は正解です。

 

 

 

c. 病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣(けいれん)等を生じる。

 

これにより、この選択肢は正解です。

 

 

 

d. 複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある

 

これにより、この選択肢は正解です。

選択肢1. a:正  b:誤  c:正  d:正

誤りです。

 

正解は、「a:誤  b:正  c:正  d:正」です。

選択肢2. a:誤  b:正  c:誤  d:正

誤りです。

 

正解は、「a:誤  b:正  c:正  d:正」です。

選択肢3. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

誤りです。

 

正解は、「a:誤  b:正  c:正  d:正」です。

選択肢4. a:正  b:正  c:誤  d:誤

誤りです。

 

正解は、「a:誤  b:正  c:正  d:正」です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

正解の選択肢です。

まとめ

解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。

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02

医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症についての問題です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

正解です。

 

・副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらず病態が生じます。

 

・主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦けん怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ(浮腫)等があります。

 

・病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じます。

 

・複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがあります。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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03

医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する問題です。

 

まずa~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

  この説明は「アルドステロン症」です。

  「偽アルドステロン症」はアルドステロンの分泌が

  増加していないにもかかわらず、

  体内にナトリウムと水が貯留し、身体からカリウムが

  失われることによって起こるものです。

  手足の脱力・しびれ、血圧上昇、むくみなどの症状がみられます。

 

b.正しいです。文のとおりです。

 

c.正しいです。文のとおりです。

 

d.正しいです。文のとおりです。

  なお、高齢者で生じやすく、

  原因医薬品の長期服用後に初めて発症するケースもあると

  いわれています。

 

以上を踏まえて選択肢をみていきましょう。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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