問題
a うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。
b 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳(せき)とピンク色の痰(たん)などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性が疑われる。
c 医薬品を適正に使用している場合は、動悸(き)(心悸亢(こう)進)や一過性の血圧上昇、顔のほてりを生じることはない。
d 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
循環器系に現れる副作用に関する問題です。
各選択肢をみながら、解説と照らし合わせてみましょう。
a. うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態で、めまい、立ちくらみ、全身のだるさ(疲労感)、動悸、息切れ、胸部の不快感、脈の欠落等の症状が現れる。これらの症状が現れたときは、直ちに原因と考えられる医薬品の使用を中止して、速やかに医師の診療を受ける必要がある。
これにより、「うっ血性心不全」→「不整脈」
よって、この選択肢は誤りです。
b. 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。
これにより、この選択肢は正解です。
c. 医薬品を適正に使用した場合であっても、動悸(心悸亢進)や一過性の血圧上昇、顔のほてり等を生じることがある。これらの症状が現れたときには、重篤な病状への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。
これにより、「生じることはない」→「生じることがある」
よって、この選択肢は誤りです。
d. 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
これにより、この選択肢は正解です。
誤りです。
正解は、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」です。
誤りです。
正解は、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」です。
誤りです。
正解は、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」です。
誤りです。
正解は、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」です。
正解の選択肢です。
解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。