登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
薬事に関する法規と制度 問4
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問題
登録販売者試験 令和5年度(東京都) 薬事に関する法規と制度 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
毒薬及び劇薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 毒薬又は劇薬を、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
b 劇薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。
c 毒薬は、それを収める直接の容器又は被包に、黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
d 劇薬を一般の生活者に対して販売する際、譲受人から交付を受ける文書には、当該譲受人の症状の記載は不要である。
a 毒薬又は劇薬を、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
b 劇薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。
c 毒薬は、それを収める直接の容器又は被包に、黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
d 劇薬を一般の生活者に対して販売する際、譲受人から交付を受ける文書には、当該譲受人の症状の記載は不要である。
- (a、b)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
毒薬及び劇薬についての問題です。
正解です。
・毒薬又は劇薬は、14未満の者その他安全な取扱いをすることについて不安があると認められる者には、交付してはなりません。
・毒薬を貯蔵し、又は陳列する場所には、かぎを施さなければなりません。劇薬については規定されていません。
・毒薬は、それを収める直接の容器又は被包に、黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければなりません。
・劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署名又は記名押印された文書の交付を受けなければなりません。症状の記載は必要ありません。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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02
毒薬及び劇薬に関する問題です。
各選択肢をみながら、解説と照らし合わせてみましょう。
a. 毒薬又は劇薬を、14歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されており、これに違反した者については、「2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」こととされている。この場合、「安全な取扱いに不安がある者」とは、「睡眠薬の乱用」「不当使用」等が懸念される購入希望者等をさす。
これにより、「18歳未満」→「14歳未満」
よって、この選択肢は誤りです。
b. 業務上毒薬又は劇薬を取り扱う者(薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた事業者(「医薬品の販売業者」)を含む。)は、それらを他の物と区別して貯蔵、陳列しなければならず、特に毒薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならないとされている。
これにより、「劇薬」→「毒薬」
よって、この選択肢は誤りです。
c. 収める直接の容器又は被包(「容器等」)への記載
●毒薬:黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載
●劇薬:白地に赤枠、赤字をもって、当該医薬品の品名及び「劇」の文字が記載
これにより、この選択肢は正解です。
d. 毒薬又は劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署名又は記名押印された文書の交付を受けなければならない。
これにより、この選択肢は正解です。
このほか、毒薬又は劇薬については、店舗管理者が薬剤師である店舗販売業者及び医薬品営業所管理者が薬剤師である卸売販売業者以外の医薬品の販売業者は、開封して、販売等してはならないとされています。
これらの規定に違反して販売等した者については、「1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」こととされています。
誤りです。
正解は、(c、d)です。
誤りです。
正解は、(c、d)です。
誤りです。
正解は、(c、d)です。
誤りです。
正解は、(c、d)です。
正解の選択肢です。
解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。
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03
毒薬、劇薬に関する問題です。
毒薬とは、毒性が強いものとして厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聞いて指定する医薬品であり、劇薬とは、劇性が強いものとして厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聞いて指定する医薬品のことです。
販売や貯蔵などその取扱いは、他の医薬品と区別されています。
本問題はその知識を問うものです。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.誤りです。
文中の「18歳未満」が誤りで正しくは「14歳未満」です。
根拠は医薬品医療機器等法第47条です。
b.誤りです。
文頭の「劇薬」が誤りで正しくは「毒薬」です。
根拠は医薬品医療機器等法第48条第2項です。
c.正しいです。根拠は医薬品医療機器等法第44条第1項です。
d.正しいです。根拠は医薬品医療機器等法第46条第1項です。
こちらには「譲受人から、その品名、数量、使用の目的、譲渡の年月日並びに譲受人の氏名、住所及び職業が記載」とあり、症状については触れられていません。
以上を踏まえて組み合わせをみていきましょう。
a.bどちらも誤っています。冒頭を参照ください
aは誤りです。冒頭を参照ください。
bは誤りです。冒頭を参照ください。
bは誤りです。冒頭を参照ください。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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