問題
a 毒薬又は劇薬を、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
b 劇薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。
c 毒薬は、それを収める直接の容器又は被包に、黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
d 劇薬を一般の生活者に対して販売する際、譲受人から交付を受ける文書には、当該譲受人の症状の記載は不要である。
毒薬及び劇薬に関する問題です。
各選択肢をみながら、解説と照らし合わせてみましょう。
a. 毒薬又は劇薬を、14歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されており、これに違反した者については、「2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」こととされている。この場合、「安全な取扱いに不安がある者」とは、「睡眠薬の乱用」「不当使用」等が懸念される購入希望者等をさす。
これにより、「18歳未満」→「14歳未満」
よって、この選択肢は誤りです。
b. 業務上毒薬又は劇薬を取り扱う者(薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた事業者(「医薬品の販売業者」)を含む。)は、それらを他の物と区別して貯蔵、陳列しなければならず、特に毒薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならないとされている。
これにより、「劇薬」→「毒薬」
よって、この選択肢は誤りです。
c. 収める直接の容器又は被包(「容器等」)への記載
●毒薬:黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載
●劇薬:白地に赤枠、赤字をもって、当該医薬品の品名及び「劇」の文字が記載
これにより、この選択肢は正解です。
d. 毒薬又は劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署名又は記名押印された文書の交付を受けなければならない。
これにより、この選択肢は正解です。
このほか、毒薬又は劇薬については、店舗管理者が薬剤師である店舗販売業者及び医薬品営業所管理者が薬剤師である卸売販売業者以外の医薬品の販売業者は、開封して、販売等してはならないとされています。
これらの規定に違反して販売等した者については、「1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」こととされています。
誤りです。
正解は、(c、d)です。
誤りです。
正解は、(c、d)です。
誤りです。
正解は、(c、d)です。
誤りです。
正解は、(c、d)です。
正解の選択肢です。
解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。