登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
薬事に関する法規と制度 問8
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問題
登録販売者試験 令和5年度(東京都) 薬事に関する法規と制度 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
保健機能食品等の食品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 食品衛生法において、食品とは、医薬品及び医薬部外品以外のすべての飲食物であると規定されている。
b 特別用途食品は、乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の保持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載し、かつ、用途を限定したもので、健康増進法の規定に基づく許可又は承認を受け、「特別の用途に適する旨の表示」をする食品である。
c ビタミンDを栄養成分として含有している栄養機能食品に栄養表示する場合は、「ビタミンD は、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。」と栄養成分の機能の表示を行わなければならない。
d マグネシウムを栄養成分として含有している栄養機能食品に栄養表示する場合は、「マグネシウムは、骨の形成や歯の形成に必要な栄養素です。マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。」と栄養成分の機能の表示を行わなければならない。
a 食品衛生法において、食品とは、医薬品及び医薬部外品以外のすべての飲食物であると規定されている。
b 特別用途食品は、乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の保持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載し、かつ、用途を限定したもので、健康増進法の規定に基づく許可又は承認を受け、「特別の用途に適する旨の表示」をする食品である。
c ビタミンDを栄養成分として含有している栄養機能食品に栄養表示する場合は、「ビタミンD は、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。」と栄養成分の機能の表示を行わなければならない。
d マグネシウムを栄養成分として含有している栄養機能食品に栄養表示する場合は、「マグネシウムは、骨の形成や歯の形成に必要な栄養素です。マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。」と栄養成分の機能の表示を行わなければならない。
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
保健機能食品等の食品に関する問題です。
各選択肢をみながら、解説と照らし合わせてみましょう。
a. 食品とは、医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品以外のすべての飲食物をいう(食品安全基本法(平成15年法律第48号)第2条、食品衛生法(昭和22年法律第233号)第4条第1項)。
これにより、「医薬品及び医薬部外品以外のすべて」→「医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品以外のすべて」
よって、この選択肢は誤りです。
b. 特別用途食品は、乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の保持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載し、かつ、用途を限定したもので、健康増進法の規定に基づく許可又は承認を受け、「特別の用途に適する旨の表示」をする食品であり、消費者庁の許可等のマークが付されている。
これにより、この選択肢は正解です。
c. 栄養機能食品1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分の量が、基準に適合しており、栄養表示しようとする場合には、食品表示基準の規定に基づき、その栄養成分の機能の表示を行わなければならない。栄養成分の機能表示に関しては、消費者庁長官の許可は要さないが、その表示と併せて、当該栄養成分を摂取する上での注意事項を適正に表示することが求められている。また、消費者庁長官の個別の審査を受けたものではない旨の表示も義務づけられている。
栄養成分
ビタミンD
栄養機能表示
ビタミンDは、腸管のカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
注意喚起表示
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
●皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素は、ビタミンCです。
これにより、「ビタミンD」→「ビタミンC」
よって、この選択肢は誤りです。
d. 栄養成分
マグネシウム
栄養機能表示
マグネシウムは、骨の形成や歯の形成に必要な栄養素です。 マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。
注意喚起表示
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 多量に摂取すると軟便(下痢)になることがあります。1日の摂取目安量を守ってください。 乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。
これにより、この選択肢は正解です。
誤りです。
正解は、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」です。
誤りです。
正解は、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」です。
正解の選択肢です。
誤りです。
正解は、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」です。
誤りです。
正解は、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」です。
解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。
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02
保健機能食品等の食品についての問題です。
正解です。
・食品とは、医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品以外のすべての飲食物をいいます。
・特別用途食品は、乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の保持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載し、かつ、用途を限定したもので、健康増進法の規定に基づく許可又は承認を受け、「特別の用途に適する旨の表示」をする食品です。
・ビタミンDを栄養成分として含有している栄養機能食品に栄養表示する場合は、「ビタミンDは、腸管のカルシウムの吸収を促進し、骨 の形成を助ける栄養素です。」と栄養成分の機能の表示を行わなければなりません。
・マグネシウムを栄養成分として含有している栄養機能食品に栄養表示する場合は、「マグネシウムは、骨の形成や歯の形成に必要な栄養素です。マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。」と栄養成分の機能の表示を行わなければなりません。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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03
保健機能食品等に関する問題です。
特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品を総称して保健機能食品といいます。
また、特別用途食品(特定保健用食品を除く)、健康食品といったものをもあります。
本問題は、それらに関するものです。
まず、a~dの選択肢についてみていきましょう。
a.誤りです。
食品衛生法第4条には「この法律で食品とは、全ての飲食物をいう。
ただし、医薬品、医療機器等の品質、
有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年法律第百四十五号)
に規定する医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品は、これを含まない。」
とあります。
aの文には「再生医療等製品」が抜けています。
b.正しいです。健康増進法第43条に規定されています。
c.誤りです。食品表示基準別表第11には
「ビタミンDは、腸管のカルシウムの吸収を促進し、
骨の形成を助ける栄養素です」とあります。
「皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です」は
ビタミンCに対するものです。
d.正しいです。食品表示基準別表第11にあります。
以上を踏まえて組み合わせをみていきましょう。
誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。
誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。
誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。
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