登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
薬事に関する法規と制度 問10

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 薬事に関する法規と制度 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

薬局に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。なお、本設問において、「薬剤師不在時間」とは、医薬品医療機器等法施行規則第1条第2項第2号で規定されるものとする。

a  開店時間のうち、当該薬局において調剤に従事する薬剤師が当該薬局以外の場所においてその業務を行うため、やむを得ず、かつ、一時的に当該薬局において薬剤師が不在となる時間を薬剤師不在時間という。
b  薬剤師不在時間内に限り、登録販売者でも第一類医薬品を販売することができる。
c  薬局開設者は、薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖するとともに、調剤に従事する薬剤師が不在のため調剤に応じることができない旨等、薬剤師不在時間に係る掲示事項を当該薬局内の見やすい場所及び当該薬局の外側の見やすい場所に掲示しなければならない。
d  薬剤師不在時間内は、当該薬局の管理を行う薬剤師が、薬剤師不在時間内に当該薬局において勤務している従事者と連絡ができる体制を備えなければならない。
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

薬局に関する問題です。

各選択肢をみながら、解説と照らし合わせてみましょう。

 

 

a. 開店時間のうち、当該薬局において調剤に従事する薬剤師が当該薬局以外の場所においてその業務を行うため、やむを得ず、かつ、一時的に当該薬局において薬剤師が不在となる時間を薬剤師不在時間という。

 

これにより、この選択肢は正解です。

 

 

 

b. 薬剤師不在時間内であっても、登録販売者が販売できる医薬品は第二類医薬品又は第三類医薬品であり、薬局開設者は、調剤室の閉鎖に加え、要指導医薬品陳列区画又は第一類医薬品陳列区画を閉鎖しなければならない。ただし、鍵をかけた陳列設備に要指導医薬品又は第一類医薬品を陳列する場合は、この限りでない。

 

 

これにより、「販売することができる」→「販売することはできない

 

よって、この選択肢は誤りです。

 

 

 

c. 薬局開設者は、薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖するとともに、調剤に従事する薬剤師が不在のため調剤に応じることができない旨等、薬剤師不在時間に係る掲示事項を当該薬局内の見やすい場所及び当該薬局の外側の見やすい場所に掲示しなければならない。

 

 

これにより、この選択肢は正解です。

 

 

 

d. 薬剤師不在時間内は、当該薬局の管理を行う薬剤師が、薬剤師不在時間内に当該薬局において勤務している従事者と連絡ができる体制備えていなければならない。

 

 

これにより、この選択肢は正解です。

選択肢1. a:正  b:誤  c:正  d:正

正解の選択肢です。

選択肢2. a:誤  b:正  c:誤  d:誤

誤りです。

 

正解は、「a:正  b:誤  c:正  d:正」です。

選択肢3. a:誤  b:誤  c:正  d:正

誤りです。

 

正解は、「a:正  b:誤  c:正  d:正」です。

選択肢4. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤りです。

 

正解は、「a:正  b:誤  c:正  d:正」です。

選択肢5. a:正  b:正  c:誤  d:正

誤りです。

 

正解は、「a:正  b:誤  c:正  d:正」です。

まとめ

解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。

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02

医薬品医療機器等法施行規則第1条第2項第2号で規定される「薬剤師不在時間」についての問題です。

選択肢1. a:正  b:誤  c:正  d:正

正解です。

 

開店時間のうち、当該薬局において調剤に従事する薬剤師が当該薬局以外の場所においてその業務を行うため、やむを得ず、かつ、一時的に当該薬局において薬剤師が不在となる時間を薬剤師不在時間といいます。

 

・薬剤師不在時間内であっても、登録販売者が販売できる医薬品は、第二類医薬品又は第三類医薬品に限られます。

 

・薬局開設者は、薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖するとともに、調剤に従事する薬剤師が不在のため調剤に応じることができない旨等、薬剤師不在時間に係る掲示事項を当該薬局内の見やすい場所及び当該薬局の外側の見やすい場所に掲示しなければなりません。


薬剤師不在時間内は、当該薬局の管理を行う薬剤師が、薬剤師不在時間内に当該薬局において勤務している従事者と連絡ができる体制を備えなければなりません。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

参考になった数0

03

薬剤師の不在時間に関する問題です。

医薬品医療機器等法、医薬品医療機器等法施行規則、
薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定める省令が関連する法律です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。

  根拠は、医薬品医療機器等法施行規則第1条第2項第2号です。

b.誤りです。

  第一類医薬品は薬剤師でなければ販売できません。

  そのため、薬局等構造設備規則によって、薬剤師不在時間内は、
  鍵をかけた陳列設備に陳列する場合を除き、
  要指導医薬品陳列区画又は第一類医薬品陳列区画を閉鎖しなければならない
  と定められています。登録販売者が扱うことはできません。

c.正しいです。
  医薬品医療機器等法施行規則第14条の3第3項、
  同第15条の16に規定されています。

d.正しいです。
  薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定める省令
  第1条に規定されています。

 

では、選択肢をみていきましょう。

選択肢1. a:正  b:誤  c:正  d:正

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢2. a:誤  b:正  c:誤  d:誤

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢3. a:誤  b:誤  c:正  d:正

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢4. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢5. a:正  b:正  c:誤  d:正

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

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