登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問9

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

鎮咳(がい)去痰(たん)薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  カルボシステインは、気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳(せき)や喘(ぜん)息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
b  トリメトキノール塩酸塩水和物は、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液の分泌を促進することを目的として用いられる。
c  メトキシフェナミン塩酸塩は、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能亢(こう)進症の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。
d  コデインリン酸塩水和物は、妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が血液−胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。
  • (a、b)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (2件)

01

鎮咳(がい)去痰(たん)薬の配合成分に関するa~dの記述について、それぞれ確認していきます。

a:誤りです。

カルボシステインは、痰の粘液のねばりけを弱めて排出しやすくします。

b:誤りです。

トリメトキノール塩酸塩水和物は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられます。

c:正しいです。

d:正しいです。

 

以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。

 

選択肢1. (a、b)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢2. (a、d)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢3. (b、c)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢4. (b、d)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢5. (c、d)

正解です。

冒頭の説明文の内容と一致します。

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02

鎮咳去痰薬の配合成分に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

  カルボシステインは去痰成分です。
  痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させることで、
  痰の切れをよくします。

b.誤りです。

  トリメトキノール塩酸塩水和物は気管支拡張成分です。

  交感神経系を刺激して気管支を拡張させます。
  気管支が拡張することで、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めます。

c.正しいです。文のとおりです。

d.正しいです。文のとおりです。

 

では、選択肢をみていきましょう。

選択肢1. (a、b)

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢2. (a、d)

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢3. (b、c)

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢4. (b、d)

誤った組み合わせです。冒頭を参照ください。

選択肢5. (c、d)

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

参考になった数2